「後がない日本」について

このところ国政について記述をすることが多かったのですが、
そのなかで私は『もう日本には後がない』というような表現をしています。

今日は、ちょっとだけその『後がない』理由のひとつを解説しておこうと思います。
・・・くどいようですが。
「日本には後がない」ことをお分かりいただくためと、
なぜか既成政党の枠組みに囚われすぎるひとたちが多すぎるので。
「既成概念をはずして考えるときも必要です」
ということをお分かりいただくために。

ファクターは「日米同盟」です。
日米同盟は、日本外交の基軸であることはだれも疑いません。
3.11の東日本大震災を受けて、アメリカ軍が展開した
「トモダチ作戦」は、日本人だけでなく世界の共感を生み、
日米同盟は強固であるように感じていると思います。
ところがこの日米同盟はさまざまな意味で揺らいでいるのです。

ひとつは、基地問題。
アメリカ軍のアジアにおける軍事的プレゼンスは在日米軍の存在を
抜きには語れません。ところが、日本政府はこのところ迷走をしすぎている。
基地の移転ということはアメリカ軍にとっても重大事項であり、
チェスの局面のように、ひとつの駒を動かすということは、
大きく陣地や全体の形勢に影響を及ぼすことであり、
それにより起る変化を想定し、注視し、念入りに情勢分析をしなくてなりません。

当然、今までの基地移転問題はそれらが背景にあって、
日米間でさまざまな「調整」のもとに話し合いがすすめられてきたのだと
私は推測します。

が、ここ数年の日本政府は(自民党末期時代から民主党政権の今日まで)
その”微妙な調整”をする柔軟性も能力も安定して持てていない。
かつての自民党の安定政権期というのは、官僚がこの任にあたっていたのだろう。
が、官僚主導制度の”金属疲労”もあり、
政治主導への転換が自民党末期政権でも現在の民主党政権でも図られ、
現在は一進一退の”政官抗争の只中”という様相でしょうか。
で、生じているのが「混乱」と「空白」。
これは、同盟国からしたら大問題であります。

次に、経済・財政の悪化。
現在、日本の公的債務はGDPの225%。
コレ、いつのまにか”世界最悪”であるのです。
”・・・だいじょうぶか日本!?”と思うのが当たり前です。
そこに、大震災・・・。
日本は、ほんとうに大変な状況にあるのです。

ただし、また別の機会に解説できたらしたいと思いますが、
決してアメリカそのものの経済・財政状況も良いわけでなく、
それは欧州も同じ。「ユーロ」という通貨さえも危機に瀕しています。

そんな、”三すくみ”状況ゆえに、
なんとなく大丈夫なように感じていますが、ほんとうに大変なのです。

この2つの面からしてもご理解いただけるように、
今は本当に「民主党」だから「自民党」だからなどという次元の問題でなく
日本の未来をどうするか、なのです。

・・・ちょうどこの時期は、
来年度予算編成にかかる時期で盛んに自治体や業界団体から
ご要望や陳情をいただいています。
もちろん、それぞれ我田引水的なご要望でいいのですが、
(それぞれ利益を追求しなけらばならない団体ですから・・)
ふたことめには「自民党だからこうだ」「次の選挙応援にかかわる」
などという言葉が飛び交い、マスコミもどうしてもそこを注視したがる。

・・・でも、ちがうでしょ。

と、私は言いたい。
そんな次元の話してるとホントに終わっちゃうよ、と。

すべての基本になる国が、世界の中でどういうい位置づけにいるのか。
これが大事。民間企業のほうがよーくわかってらっしゃる。
企業の国外流出は、”世界のなかでの今の状況”という見方をすれば
ごく自然なこと。流出を防ぎたければ、同じ見方をして方策を講じればよい。
それだけのこと。

そういった意味で、川勝知事の「世界のなかでの静岡県」という観点での
世界観のある県政施策は、なかなかダイナミックなものもありますよ。
ほんとに、今は国政なんか見ていてウンザリするより、
静岡県政に注目していただくほうがどれだけ楽しいか!
それは声を大にして申し上げたいと思っています。

いよいよ9月議会一週間前です。
そんなダイナミックな視点から組み立てた代表質問も用意してますので
どうぞ”世界観のある静岡県議会”をお楽しみに!

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