一粒万倍(いちりゅうまんばい)

私は下手なのですが、野球が大好きなのです。

毎年少年野球大会の開会式にお招きをいただきます。
球場のあの土を踏みしめると、いつもながら本当にワクワクします。

純粋に白球を追いかけるこどもたち。
ピッチャーの、そして迎え撃つバッターの真剣なまなざし。
いまも野球は少年の心を虜にしてやまないスポーツなんだな、
と痛感しつつグランドをみつめます。

今日は、こどもたちにはちょっと長話になってしまいましたが、
「一粒万倍」という言葉を贈らせていただきました。
もともとは、暦にある(一粒万倍日)「一粒の米が万倍になる縁起の良い日」
などでご存知かと思いますが、今日はその「一粒」を「汗の一粒」に
なぞらえて、この言葉を贈りました。

野球の守備では「バックアップ」という一見ムダな動きの連続です。
ゴロの飛んだところの後ろに「万が一」に備えて回り込む、
ファーストへの送球がそれたときに備えて、カバーに走る。
だいたいはムダな徒労に終わるのですが、
ときにその全力でカバーに走ることが生きることがある。
そんなとき、エラーした人間は「ありがとう。助かった」と
心底思い、カバーした人間は「達成感と自らの存在意義を知る」。
野球というスポーツは、ただ単に技術や勝敗だけのスポーツではなく、
この「仲間のありがたさ」や「世の中にムダなことなんてない」
ということを知ることができる。
「一粒の汗」を惜しむ者は、万倍の喜びや達成感、存在意義を知ることが
できず、仲間も得ることができないだろう。
”少年よ一粒の汗を惜しむなかれ”

・・・と、自らの経験則から
こころからの言葉として魂をこめて伝えたつもり、でした・・・

終了後、今年少年野球チームに入った小学2年生の息子から
「パパの話長い!」と文句・・・・
自らも”一粒の汗”を惜しむことなく、
これからもくさらず努力しよう、
と誓った今日の「一粒万倍」でした。

関連記事

  1. 社会保障と税の一体改革説明会

  2. 不景気の重く圧迫感のある実感

  3. がんばらないと

  4. 民主党静岡県連幹事長就任

  5. 菜の花

  6. はままつ少年の船

あべたくラジオ

静岡県議会議員阿部卓也事務所Facebookページ

静岡県議会議員阿部卓也事務所Youtubeチャンネル

  1. 2018.03.31

    サクラノハナはらはらと散る。

  2. 2018.03.19

    卒業式

  3. 2018.03.11

    鎮魂

  4. 2018.03.10

    北朝鮮外交

  5. 2018.03.06

    委員会審議こそ、議会の花。

  1. 登録されている記事はございません。

カテゴリー

投稿日

2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031