天災がカーテンを吹き飛ばす

みなさんは、アメリカのニューオリンズを襲った
「カトリーヌ台風」を覚えていらっしゃるでしょうか?

あの台風がアメリカと世界にもたらしたものは、
単にニューオリンズの壊滅的被害だけではなかったと
私は思っています。

あの台風で、アメリカが”カーテンで隠していたもの”が
あらわになったんだ、と当時の報道やその後のアメリカの姿から
私は感じていました。

つまり、台風被害で苦しむ多くの黒人系の貧困層の存在が
報道で浮き彫りになり、ずさんな安全対策や救援体制も指摘され、
アメリカの権威は下落。
さらにはその後の「サブプライムローン経済危機」で
経済的にも「アメリカンドリーム」がガラガラと崩れ落ちた。
自由の国、民主主義、資本主義の輝ける象徴たるアメリカは、
もはや存在しない。という衝撃を世界に与えた、と思っています。
それを引き起こしたのが、あの「カトリーヌ」だった。
いや”引き起こした”のではなく、いわば事実を覆っていたカーテンを
台風が吹き飛ばしたのだ、と私は考えています。

世界は、吹き飛ばされたカーテンの裏側を見て、
アメリカの覇権の時代の終わりを悟り、経済でも政治でも
新しい国際関係を模索し始めました。

・・・私は折に触れ、こんなことを言葉や表現を変えながら
このブログで語ってきたと思います。

さて、今回はその”カーテンを吹き飛ばす天災”が
今度はヨーロッパを襲っています。
アイスランドの火山の噴火です。
現在EUの航空網が崩壊状態にあり、
世界のモノの動きも緊急対策的に変化しています。
元凶である”火の国”の別名を持つアイスランドでは、
さらなる別の火山の噴火も引き起こす危険性があるとのこと。
もしかしたらこれは長期化するかもしれません。
すでにEU内では、ギリシャなどの国が非常に弱った状態にありました。
そこにこの天災です。
またしても”カーテンが吹き飛ばされ”
世界を衝撃が襲うのかもしれません。

注意深く、しかも大局的に物事を見てゆかねばらないときだと思っています。

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