”安全・安心の道”

2月議会で現在審議中の施策をいくつかご紹介してゆこうと思っています。
「”安全・安心の道”緊急対策事業」という施策があります。
これは、”命の道”といわれる、とくに過疎地域から
救急医療機関までの道路を集中的に整備してゆこうという事業です。

選定対象はは簡潔明瞭。
「緊急医療機関への搬送ルート」です。

整備内容は、「すれ違い困難箇所の部分改良」「歩車道の分離」
「右折レーン設置等による交差点改良」
「道路敷、水路敷等を利用した道路拡幅」「落石防止」「冠水対策」
など明確に”安全・安心の道”をつくるということです。

予算額は25億円。
県内の特に過疎中山間地域の通行困難箇所の多さを考えると
これでもとてもとても足りません。
基本的に、山間部の道路整備は”山を削り、谷を埋める”というかんじで
平野部で道路をつくるのとはお金のかかりかたが違います。

道路においても「集中と選択」が大切になってきますが、
まずは緊急性の度合いが第一で、整備を進めてゆかねばならないと
考えています。

また、静岡県の場合、将来的に新しい可能性を持つ南北交通の要所
「中部横断道路」「三遠南信道路」関連地域については
中長期ビジョンをもって取り組まないといけない、と思っています。
そのために今年県庁内に物流戦略班が設置され、
そして「ふじのくに新物流戦略ビジョン」を策定いたします。
3年前、私が本会議で提案した
『物流を基幹産業として位置づけ、専門部署を設け
戦略的に取り組むべし』という主張が具現化したカタチですが、
ここからがスタートです。しっかりと関与してゆきたいと思っています。

道路、港湾、空港・・これらを戦略的に絡めて新しい基幹産業にすべく
物流を描く。そうすれば、おのずと「どの道路を整備すべきか」
という答えも導き出されるものと思っています。

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