統一地方選挙総括

統一地方選挙後半戦が終わりました。
我々県議会・政令市議会の前半戦とあわせて
個人的に総括しておきたいと思います。

一言でいうと
「民主党の敗北の原因は国会議員の使命感のなさ」
でしょうね。やはり。
責任を誰かのせいにするのはとてもイヤですが、
今も繰り返される国会での迷走ぶりや、
党内での勢力争いには、ほんとうにもううんざりです。
これは自民党をはじめとする全国会議員にも
共通する無責任さだと思っていますが、
政権政党としての民主党の責任は大きいと言ってよいでしょう。

たぶん、全国で民主党の地方組織からは
党執行部はの批判や責任論が噴出するでしょう。
当然静岡県連でも。

事実、この統一地方選挙では4年間地道にがんばって
きちんと仕事をしてきた質の高い地方議員が
”民主党であるがために”敗退した事例は枚挙しても
きりがないのではないでしょうか。
静岡県連でも、多くの有能で実績を残した現職を失い、
非常に質の高い有能な新人を当選させることができませんでした。
ただし、この厳しい選挙をくぐりぬけてこそ
”本物の政治家”になれるのでしょうから、甘えは許されませんが、
あえて敗退の大きな要因であるだけにはっきり申し上げておきます。

この際、次回国会議員選挙では、
それぞれの候補者は自分自身だけで
選挙を戦ってみられることをお奨めします。
事実、今回の地方選挙では民主党の国会議員団は
ほとんど全国的に地方議員の応援に汗をかいていないでしょう。
というか、「汗のかき方を知らない」というのが真理でしょう。
「街頭演説や決起大会で応援演説だけにくることが応援」
と、勘違いしている国会議員がどれだけ多いことか・・・
ああ、なんと嘆かわしい限りか。

私は16年国会議員秘書を務めましたが、
どれだけ多くの地方選挙のお手伝いをしたことか。
国会議員による支援というのは、
「選挙資金の援助」からはじまり
「選挙準備を秘書をいれて徹底的にお手伝いをする」
「自分自身の後援会に支援依頼をし、実働をお願いする」
「選挙準備が整ったら、徹底して影になって自分自身も
秘書団も候補者選対に負担をかけたり邪魔をしないように、
自己完結型の支援活動を展開し、
後援会入会申し込み書を集めたり、
各種団体への支援依頼やさまざまな会合への
候補者の出席をダンドリすること」などなど、
国会議員としてやるべきことは山ほどあるのです。

今回自民党が伸びたのは、「民主党への失望感」とともに
これらが多少なりともできていたからではないでしょうか。

「決起大会への応援演説」などは、「付録」にすぎません。
その「付録」しかできないで、
「応援した」と言っているとしたら笑止千万。
地方議員の日ごろの地道な活動が無になってしまうような
国会運営をしておいて、それしかできなかったのなら
生活現場本位の本物の政治とはなんたるかを知り、
本当の「汗をかく」ということを知るためにも、
やはり、自分自身だけで次回選挙を戦ってみることを
お奨めせざるをえません。

あと、ひとこと申し添えますと、
国会議員も県議会議員も市町村議会議員も
私は「同格」だと思っています。
よく、古い観念に捉えられている人たちは、
国会議員→県議会議員→市町村議会議員という
序列をつけたがりますが、それは間違いです。
なぜなら、皆それぞれのフィールドで選良として
有権者のみなさまが選んだ代表であり、
それぞれが使命感をもって活動をしているはずだからです。
それぞれが自分の使命感と有権者のみなさまの期待に応えるよう
活動する中では、「系列」や「上下関係」は仕事の邪魔になるだけです。
もうこれ以上地方が国会議員や中央政党にふりまわされるのは
真っ平ごめんですし、「政党がちがうから」という理由で
生活現場の共通課題や地域や日本の未来づくりが妨げられるのであれば、
それこそ政治や議会の存在意義が問われます。
それぞれの議員は自己判断ができないようでは議員といえません。

かつて、各級議員間に「序列」や「系列」が存在したのは
国会議員が物心ともに面倒をみた時代があったからでしょうし、
中央集権制度という制度上それが機能することに意義があったのだと
思っていますし、そのことはまったく否定をするものではありません。
でも、いまはもう違うのです。
少なくとも「地方主権」を掲げるものはそうであってはなりません。
本当は各級議員がそれそれを尊敬し尊重しあう関係であるために、
それぞれがよく勉強し、努力をし、それぞれに支えあうことが
できれば理想なのですが、努力が足りないまま
国会議員に「風」だけでなってしまっていたり、
またせめてそれを自己認識できていれば救いようがあるのに、
それもわかっていないまま跋扈していたりすると、
みなうんざりするのは当然です。
また、地方議員もまだ依存心や序列系列意識が強すぎて
固定観念や視野の狭さがあるうちはダメですね。

私自身も、よりいっそう自らを律して
努力精進を重ね、「あくなき挑戦」をしてゆきたいと思います。

時代は確実に変わっています。
いいえ、変えなければなりません。
さまざまな分野で、多角的多面的に
あくまで「次の時代」をつくってまいりたいと思っています。

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