「みんなの党」が分裂しました。
35人中14人が離党届提出。
他党のことなので、多くを語るつもりはありませんが、
私が知る限り、「みんなの党」のうち良識派だろうと思われるかたがたが離党されたのかな、
という感想を持ちます。
ただし、今後もし、巨大与党に対する野党内での離合集散があったとしても
それは巨大与党に対してブレーキになるどころか、横暴が過ぎる与党を
助けてしまうことにしかならないと感じています。
選挙を経ていない政界再編については、与党も巻き込んだものにならねば
「永田町の論理」と言われる、閉鎖的な動きにすぎません。
民主党に、まさか同調する動きはないとは思いますが、
大きなうねりをつくる大義を持ってから動くべきだったような気がします。
くれぐれも、”国会内だけでの権力闘争”に成り下がらないようお願いして、
コメントを終わろうと思います。
そういえば、永田町にはもうひとこと。
安倍内閣の支持率が急落しています。
秘密保護法案の強硬ぶりをみて、国民のみなさまの正直な反応だと思います。
秘密保護法に対する批判もかなり厳しいものがあります。
それを受けて、今日の夜のニュースを見る限り、
総理は強硬姿勢を一変させ、殊勝に反省の弁を述べています。
かつて一度総理の座から引きずりおろされて苦汁をなめた経験がさせるものなのか、
自分自身の身を守る皮膚感覚はさすがと(苦笑)と舌を巻きます。
誰かが”振付”しているのか、自らがそうふるまっているのかはわかりませんが
タフになっているのは間違いありません。
本当はこれを国家国民を守る際に発揮していただきたいものですが・・・
ただし、いくら総理が殊勝に振舞おうが、それによって内閣支持率が戻ろうが、
審議不足で不透明感いっぱいの秘密保護法のあるべき姿は戻ってきません。
その本質だけはキチッと見つめておかねばなりませんね。