あるべき外交モデルとは

参議院選挙の自民党の大勝により
安倍政権は安定した政権運営に入ることになります。
この安定期に取り戻さねばならないのは「日本の外交」です。
日本の対世界外交は、民主党政権以前の自民党政権時代から
総理大臣が毎年変わる状態で、しっかりと構築される土台ができない
状態が続き、停滞したままです。それが国力低下の大きな要因に
なっていることはみなさまご承知のとおりです。

ゆえに、安定自民党政権にはぜひ腰を据えて、
世界外交をそれぞれの国や地域と構築していっていただきたいと思います。
しかしながら、「安倍外交」はそのカラーゆえに課題が多いのが現状です。

「中国」「韓国」との関係がぎくしゃくしているのはご承知のとおりですし、
アメリカとの関係も『改憲はするな』と昨日さっそく釘をさされていたり、
TPP交渉だって、自民党が対農協、対医師会など自らの支持母体と
鋭く毅然たる態度で対立をすることを決意しない限り、
交渉が進まないのは明白です。

”お手並み拝見”と、構えたいところですが、
今の日本のおかれた状態からすると、
とてもそんな悠長なことは言ってられません。

外交というのは、ルートが一本である必要はありません。
「外交の複線化」とよく言いますが、目的達成のためには
複数のルートで山頂を目指してゆくことが大切です。

静岡県が展開する「地域外交」はまさにその典型であり
これからの日本外交の複線化を地方から補完するモデルとなるでしょう。
歴史を紐解くと、古代日本はヤマト政権だけでなく、
地方の豪族が独自に朝鮮半島などと外交をしていた形跡がありますし、
島津氏が明治維新にこぎつけたのは、琉球を通じた外交を展開し
(密貿易ですが・・苦笑。)富を蓄え国力を養ってきたという
背景もあります。
静岡県の地域外交は、今年もさらなる展開が予定されております。
ぜひ、注目をしていただきたいと思っています。

”外交をどう展開するか。”
これは、日本国全体の生き残りをかけた大きなテーマとなります。
否応なく、この3年が勝負となるでしょう。

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