国会が事実上閉会した昨日、
安倍総理は晴れ晴れとした顔で会見をされていました。
・安保関連法案については今後も説明をつくしてゆく
・経済政策に関してはアベノミクスの強化をする
・国民生活向上のために「新・三本の矢」を放つ
・ぎくしゃくする中国・韓国・ロシアとの関係改善
・・・などなど、今後の政権運営に自信満々と見える会見でした。
・・・んー。
数の力では現在及ばないのは事実であり、
”なんだかんだいっても結局は数の力で押し切れるだろ”
という総理の本心が垣間見えたように感じたのは私だけではないはずです。
確かに永田町では、この数の論理がまかり通ります。
だから政治にはうんざりするんです。
でも、これが”人間の業”がすべて流れ込んでくる政治でもあるんです。
夢も理想も、欲も得も、ねたみもやっかみも、喜びも悲しみも怒りも恐怖も
ぜーんぶごったにした”人間の業”がすべて流れ込んでくるものが「政治」です。
ほんとうに”かかわりたくない!”って思ってしまいます。
・・・”それでもなお”
それでもなお、かかわらなきゃいけないし、人間の業のなかの
理想や夢を唱える勢力が政治の世界にひとりでも多くいなきゃいけない。
だから、ここでひと段落するのではなく、戦い続けようと、私は思います。
安保関連法案で立ち上がった国民のかたがたの想いもきっとこういう
”やむにやまれぬ思い”であったのではないかと思います。
『これ、おかしいだろ』
そんな、率直な感覚をもったひとたち。
この国のミライは、こういうふつうの思いをもったひとたちが背負わなきゃいけないと
痛感する今日この頃でもあります。