ギリシャでは、さきにおこなわれた総選挙で過半数を制す政党がなく、
連立政権の枠組みが模索されてきましたが、結局不調に終わり
解散再選挙となることになりました。
緊縮財政策や、ユーロ圏へとどまるか否かを問うとても大切な選挙となります。
ギリシャ危機はすでに経済に波及を及ぼしており、
現在ギリシャ企業とは現金での取引しかしない、
という信用不安による経済活動の大幅な縮小はもちろん、
スペインにも波及し銀行の格付け引き下げなどによるマイナススパイラルで
昨日の日本市場にもきっちりと”黒い波”が押し寄せています。
ギリシャ国民の選択はもちろんですが
今日からアメリカで始まるサミットで、しっかりと強いメッセージを発信して
地球がギリシャ発の”黒い波”に覆いつくされぬよう対応をすることが大切です。
世界情勢をきちんと把握しておかねばもはや通用しない時代です。
これはギリシャ国民も日本国民も同じ。
現在の国会でこういう観点での議論をしていただきたいのは当然ですが、
次の総選挙では、世界情勢を意識しながら日本の将来を論じる考える、
そんな争点での選挙になって欲しいと切望する今日この頃です。
アイツが好きだキライだ、は、もうまっぴらですし、
重箱の隅をつつくような、狭小な議論で国政を論じて欲しくないものです。