日本にとってのクロマグロ危機はとりあえず回避されましたが、
世界的な資源の枯渇は本当に真剣に考えなければならないことに
変わりはありません。
魚に限らず、地球の自然や資源が無限と感じられた時代から
本当は限りある自然や資源であることが、人が増え、
開発が進む中ではっきりとわかってきた今日この頃です。
私たちは、日本人であるとともに地球人であります。
地球の将来は無限ではありません。
本当に真剣に考えなければならないのです。
今回のクロマグロの大逆転劇は、
クロマグロの国際取引全面禁止がサメなどその他の魚種へ
波及することを恐れたアフリカを中心とした途上国が
国民の”生活がかかっているだけに”反対に回った
ことが大きな要因ですが、これ、日本は大きな責任を
同時に背負ったことになります。
「ICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)を舞台に
資源の適正管理に努める」と約束したものの、
”生活のかかった”途上国を相手に、
まき網漁など漁法の規制などをしてゆくことは
困難な交渉が予想されます。まさに「同床異夢」。
でも、道のりは厳しいが、限りある地球の自然と資源のために、
どう守り後世に伝えてゆくか。それが知恵の使いどころデス。
しっかり取り組んでゆかなくてはいけませんね。
今回のクロマグロの件はあんまり関係ない、
「マグロが高くなるかどうかだ」程度の受け止めではなく、
大きくは”地球のコト”ととらえて、
私たち一人一人がしっかり”考える意識”を
もってゆかなければなりません。
みなさんの考えてくださいね。
”地球のコト。”