服用による異常行動が取りざたされていた
インフルエンザ治療薬「タミフル」。
厚生労働省は今まで「タミフルと異常行動の因果関係はない」
という見解で国会答弁までおこなってきたが、
ここへきてようやく「10代への処方を控える」という通達を
製薬会社を通じて医療機関に通達した。
「遅きに失した」
という言葉どおり、因果関係がありそうな事故が多発している。
これを防ぐ手立てはなかったのか。
よく私は
「行政官は机の上の資料で判断する」が
「政治家は現場をみて判断すべき」と主張している。
まさに今回はそのことが実践されていれば
もっと早くできたのでは、と痛感する。
実際、私の周辺でもインフルエンザで
タミフルを服用した人が何人かいた。
そんなかたがたに出くわすたびに「どんなかんじ?」と聞き続けた。
すると、一様に「確かにきつい薬と感じる」「ちょっと変かも」
という答えが返ってきた。
彼らはれっきとした大人である。その症状を聞くと怖さすら感じる。
さすがに症状は差異があったが、
「かなりぼーっとする」は良いほうで、
「目がまわるかんじ」「目の前が重暗くなるかんじ」ときて
極めつけは、「頭のなかでチカチカと星がまわっているかんじで、
俺はこのままどうなってしまうのかと心配になった。
たしかにヤバイかも」というかたもいらした。
インフルエンザでもない健康な者には薬は処方されないので
実際私は服用してないが、服用したかたからはこうして聞き取りはできる。
厚生労働省も、学者の書類で判断するのではなく、
「現場」での判断をして欲しかった。
そうすれば「異変」にだけは気付いたはずだ。
「現場から政治をつくる」「生活感のある政治」とは
こういうことではないでしょうか。
私は、こういう政治家に必ずやなりたいし、ならなければならない。
この国や地域の将来のために。
こどもたちのために。
このニュースに、改めて”絶対がんばろう”と、今日も誓う。