静岡県東部に広域的に展開する戦略的施策である
「ファルマバレープロジェクト」をご存知でしょうか?
平成14年の「静岡がんセンター」の開院を契機に
富士山麓・静岡東部地域に、医療からウエルネスまで
世界レベルの研究開発を進め、健康関連産業の集積と
振興を図るプロジェクトです。
現在は平成14年~18年の第1次戦略計画につづき
平成19年~22年の第2次戦略計画が進行中で
着々と成果をあげつつあります。
さて、そのファルマバレーの最新情報ですが、
先日の厚生労働省発表の
「平成18年度薬事工業生産動態統計調査年報」によると
(いまごろ平成18年なのか、とも感じますが・・・)
静岡県の医療品生産金額は6308億円で、
初めて日本一に輝きました。
医療品と医療機器の合計生産額、
医療品製造従事者数も全国1位。
私も「え?薬で静岡県が1位!・・・」と
意外な感じがしたのですが
(薬といえば”富山”かなあ、と安易でした・・スミマセン)
もともと首都圏や名古屋など大都市へのアクセスの良さと、
富士山の伏流水など豊富な水資源などが魅力となって
昭和46年からはずっと全国3位だったそうで、
それを戦略的に強化した結果が、こうして日本一へ
つながったわけで、広域的な展開と大掛かりな戦略展開が
できる県の面目躍如といったところでしょうか。
よく「県のしごとがみえない」というご指摘を
いただきますが、こうして大規模に展開していたり
することが、かえって生活現場から超越してしまっていて
見えにくいというのも確かで、これらを説明および
ご報告してゆくことも我々県議会議員の務めでもあると
思いますので、今後も静岡県全体の広報も
しっかりやってゆきたいと思います。