本日、「株式会社フジドリームエアラインズ」が
テイクオフしました。
「フジドリームエアラインズ」は
(以下略称のFDAと表記します)
㈱鈴与の100%出資会社で、
静岡空港をベースとしたリージョナル航空会社。
静岡空港の来年3月開港には間に合わないものの
来年夏の就航に向けての今日のテイクオフです。
機材はブラジル製の「エンブラエル170」という
76人乗りの中型ジェット機を購入し使用します。
来年は2機体制でスタートし、毎年1機づつ買い足して
最大6機体制をめざしているそうです。
1番機のカラーリングは、情熱の「真紅」。
真紅の機体に「FDA」と描かれ、
尾翼は富士山をモチーフして、
航跡が鋭く切り裂いてゆくデザインです。
なお、2番機以降のカラーリングは未定だそうですが、
デザインにあがっていた、オレンジ、ピンク、グリーン、
マリンブルー、スカイブルー、紫色、黒色のなかから
決めてゆくようです。
色とりどりの飛行機が静岡の空を飛ぶのも
また楽しみになりましたね。
来年のスタート時の路線は、
静岡⇔小松 1日2便
静岡⇔熊本 1日1便
静岡⇔鹿児島 1日1便
3路線です。
なお、機材が増えるにしたがって、
成田、羽田、仙台、新潟、富山等の国内路線、
そして近距離の海外路線、上海、北京、香港など
への進出も計画されているようです。
海外路線は、参入2年目からの就航をめざしていて
本当に心強い限りです。
とりあえず、これで、
静岡空港の就航決定路線は国内6路線、
(札幌、福岡、那覇、小松、熊本、鹿児島)
海外1路線(ソウル)となりました。
海外路線はFDA以外にまだ可能性が十分ありますし、
地方空港のスタートとしては大変ありがたい
体制が整ってきました。
FDAは、日本初の地方空港の地元資本100%に
よる地域航空会社であり、地方の実情にあった機材や
路線選択をするなど、早くも「静岡県民の翼」という
キャッチフレーズの面目躍如といったところでしょうか。
そういった意味でも、静岡県および静岡空港というのは、
本当に恵まれていると思います。
空港の開設については、賛否両論長い間の議論がありましたが
事とここに至っては、
もはや静岡空港を成功させるしか道はありません。
鈴与さんの心意気をムダにしないよう、
しっかりと空港振興に取り組んで参ります。
まずは、いち静岡県民として、
鈴与さんに敬意を表するとともに、
静岡空港、FDAの文字通りの”飛躍”を
こころより祈念しつつ、
今日の嬉しいご報告としたいと思います。