ミツバチと農業

ミツバチが不足しています。

報道によると、農水省の調査で静岡県も含む
21都道府県で「ミチバチが不足」とのこと。
実はミツバチは農業にとっては大切な生き物で、
はちみつの生成するだけではなく、
さまざまな農作物の受粉を仲介する役目をもっています。
作物によっては全面的にミツバチが受粉を担っており、
わが静岡県の主要農産物であるイチゴもミツバチの
お世話になっているのです。

実は近年、アメリカを中心に世界的に
ミツバチの大量死や大量失踪が(4~5㌔しか飛べない
ミツバチなのに、そのエリアでは死骸がどこを
さがしても見つからないので”失踪”という扱いだそうな)
問題になっており、大量死は「寄生ダニ」や「農薬」が原因
ではないかとされています。
また、大量失踪のほうは、いまだ原因不明だそうで
ミツバチ界のミステリーとでもいったところでしょうか。
この二つの現象を「蜂群崩壊症候群」というそうです。
こうしてハチが足らなくなったときは、
一昨年まではオーストラリアから
女王バチを輸入していたそうですが、
オーストラリアでも感染症がみつかり輸入が停止
したままだそうで、現在農水省は緊急にアルゼンチンから
女王バチの輸入を検討しているとのこと。
しかしながら、アルゼンチン産には気性の荒いアフリカミツバチが
混ざっているという情報もあって、現在農水省も状況を確認
しているということです。

危機が叫ばれる農業ですが、
このミツバチの激減、最悪絶滅の危機を考えると
こうした側面からも農業には大きな危機が迫っていることを
あらためて感じざるをえません。
今後もミツバチの動向には注視しなければなりません。

これに対して、
わたしたちひとりひとりがまずできること。
「食べ物を大切にすること」
これを実践することからまずはじめましょう!

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