先月14日~18日で、知事に同行してモンゴルを訪問し、
予想をはるかに上回る成果(というより、成功への種を得たこと)が
あったことをこのブログでもご報告したと思います。
いままで、地方政府と諸外国の関係は「友好」を主眼にしたものが多かったのですが
川勝知事は「地方政府による独自外交」を志向されていて、
地方主権を本当に実現する為には、東京を見ているのではなくて、
「世界の中の静岡県」という観点でものごとを考えておられます。
これは「地方主権論者のわたしとしても、大いに賛同できるところであります。
ゆえに、静岡県の外交も変わってきています。
中国や韓国との関係も同様に変化が出てきています。
「友好」だけでなく、お互い”WINWINの関係”、
つまりは「互恵関係」を築いてゆくことをめざさなければなりません。
今回のモンゴルはその「WINWIN]になれる可能性が多くあり、
モンゴル政府やモンゴルの地方政府も、静岡県のこの姿勢を大いに
評価しているのです。
その証拠として、
モンゴル大統領顧問が15日~17日で静岡県の調査にやってきています。
知事訪問からわずか1ヶ月。
世界のスピード感覚はこうでなくては。
静岡県も”のほほん”としていてはなりません。
「まずは友好を」は当然ですが、並行してビジネスチャンスも築いてゆく。
それが、静岡県の産業界に新たな発展の可能性を拓くことにもなるのです。
モンゴルは、草原と相撲の国だけではありません。
膨大な量の良質の石炭がみつかり、ウランや希少資源の埋蔵量もかなりのものがある、
と言われ今や世界の注目の的です。
「内需がなければ、外に目を向け経済を動かす」
このくらいの迫力ある地方政治がいまこそ必要なのです。
外務省とも連絡を取り合いながらも、しっかり地方政府外交を進める。
このくらいの器量がなければ地方主権は勝ちとれません。
その試金石たる”モンゴルミッション”の始動だと私は思っています。
どうぞご期待ください!