「ふじのくにレストランウィーク」の開催を、静岡県食の都構想の一環、そして県産品の地産地消、観光客の誘致、地域経済の活性化などの多くのメリットをもたらす施策としてご提案いたします。
この提案のヒントは「ニューヨーク・レストランウィーク」です。ご存知の方もおいでだと思いますが、ニューヨーク市観光局がニューヨーク観光の閑散期の改善を狙って、夏と冬の年2回それぞれ2週間、協賛レストランが特別メニューを割引価格で提供するという、1992年に始まったいまやニューヨーク定番のグルメイベントです。三ツ星の超有名店から地元で愛される小さなレストランまで200店以上が参加しています。
この食の祭典とも言えるグルメイベントはイギリスなどヨーロッパ諸国やシンガポールでも開催され、日本でも近年東京などで開催されはじめ、今年の夏も「ジャパン・レストラン・ウィークIN品川」や、銀座、丸の内、青山、六本木、横浜エリアのレストランが80軒ほど参加した「トウキョウプレミアム」も好評のうちに終了しています。
そこで、これを「ジャパン・レストランウィークIN静岡~ふじのくにレストランウィーク」として開催できないかと考えます。
静岡県全県のレストランに参加を呼びかけ、この期間だけの特別メニューを作っていただく。参加条件は「普段より価格はお得に」「一定の予約受付の確約」。そして、”ふじのくに”らしく「日本一の219品目の県産品の使用」と「お茶を使った料理ないしは飲用での工夫」をしてもらうこと。これは「静岡料理といえばお茶」につながります。それらが条件です。
かわりに県としては、「ふじのくにレストランウィーク」を広く広報宣伝し、観光客の誘致や県民のみなさまの潜在需要を掘り起こすこと。これは、ニューヨークやトウキョウでも実証されていることで、ふだん敷居の高い高級レストランに行けるチャンスであったり、近所の身近なレストランや食堂が再発見できたりと、県民のみなさまも家族団らん楽しめる2週間になることと思います。また、これは地域経済の活性化ひいては商店街振興、観光客誘致、県産品の宣伝と消費拡大、そして世界へ向けて「ふじのくに」の魅力的な情報発信となると考えます。
また、「ジャパン・レストランウィーク」のコンテンツは確立されつつあり、開催にあたっての企画やノウハウに悪戦苦闘することもなく、必要経費もこの冬開催を予定している「京都ウィンタースペシャル」をみると、協賛金300万円とのことですので、法外な事業費がかかるとは思えず、十分に見合う企画ではないかと考えます。
さらに、今議会にも提案されている2月23日の「富士山の日」にちなむイベントとしても、来年度以降同時開催をすれば、地場の資源と施設を使い、全県を巻き込んだ大イベントとなりますし、富士山および「ふじのくに静岡県」を全国、全世界にアピールするまたとないチャンスとなると思います。
「食」のイベントは、この不況下においても人気が高いのはご承知のとおりでありますし、場の力を活かした、これぞ「THEふじのくに」のイベントだ、とするにふさわしいと考えますが、知事のご所見をお伺いいたします。
答弁者 川勝知事
【執筆中にてしばらくお待ちください。スミマセン・・・】