【質問要旨】
グランシップなどの文化施設だけでなく、県庁、静岡空港、
エコパスタジアム等の県関連施設を活用して、
県内若手芸術家などに発表の「場」を提供する、
また、郷土芸能の披露やダンスなどのパフォーミングアーツなどにも
「場」を提供することにより、若い才能が育ち、
伝統芸能が継承されていくという土壌をつくるという好循環を生み出し、
芸術回廊の厚みを増すことになると考えるが所見を伺う。
【文化・観光部長答弁】
グランシップを会場とする「音楽の広場」では、
アマチュア演奏家に世界的な指揮者の下で演奏する場を提供するほか、
「モダンダンスの祭典」では、未来のプロを目指す小さな舞踊家たちに
プロダンサーと共演する機会を提供するなど、
若いアーティストに発表の場とプロとの共演の機会を提供しております。
また、菊川市の舞踊グループ
「LaN(ラン)-T003(ティゼロゼロスリー)」が、
静岡県文化財団の文化芸術振興補助金による支援を受け出場した、
スコットランドの芸術祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」で、
最優秀賞を受賞し、世界への第一歩を踏み出すなど、
若いアーティストの活動や、伝統芸能の継承などにも支援を行っております。
今後も、県文化財団やSPACなどの人材育成事業を充実させるとともに、
グランシップなどの文化施設や、富士山静岡空港に完成する展望デッキなど、
県の施設を活用し、表現の場を積極的に提供することにより、
現代美術や伝統芸能など様々な分野で、
将来の活躍が期待される若手芸術家を大きく育ててまいります。