静岡県のPR戦略
【質問要旨】
本県の「富士山」や「食」は世界に誇れる一流の素材であり、
首都圏あるいは世界にも積極的に情報発信していくべきであると考える。
また、観光客の呼び込みにデジタルサイネージを活用したり、
将来の静岡県を担う若者に対してはスマートフォンなどの
情報機器を有効に活用した広報が不可欠と考える。
今後、本県の効果的な広報を行うためには
どのような戦略を展開しようとしているのか県の所見を伺う。
【出野知事戦略監兼企画広報部長】
静岡県の情報戦略についてのうち、
静岡県のPR戦略についてお答えいたします。
本県は、富士山や伊豆半島、浜名湖など日本を代表する
観光地を有する観光立県であり、お茶やメロンなど
高品質で多彩な農林水産物にも恵まれ、
輸送用機器や医療機器などの生産が盛んなものづくり県として、
一次産業から三次産業までバランスの取れた
世界に誇る場の力を持った地域であります。
このような本県の魅力とポテンシャルを
国内外の多くの人に十分に知っていただくことが
広報の使命と認識し、情報の受け手側の多様なニーズに
合わせた広報手段を用いた情報発信が肝要であると考えております。
このため、県では新聞、テレビ、ラジオによる従来型の広報に加えまして、
インターネットを活用したユーチューブによる映像の発信や、
富士山静岡空港や県庁など人が集まる場所への
デジタルサイネージの設置など、情報通信技術を導入した
インパクトの強い広報を行っております。
また、比較的県政に関心が低いと言われる若年層に向けましては、
県内の大学生が制作・発行する情報誌と協働して、
就職、観光、食などの魅力ある情報をスマートフォンや
ホームページを利用して、いつでもどこでも閲覧できる
若者向けのフェイスブックを、10月中旬に開始することを始め、
先ほど文化・観光部長が答弁したとおり、
NEXCO中日本との協働しての東名、新東名のサービスエリアでの
情報発信を行うなど民間と協働し、民間の感覚を十分に考慮した情報を
発信することとしております。
今後は、魅力的かつ効果的な広報として、
様々なメディアを組み合わせた最先端の広報手法を積極的に取り入れ、
常に気軽に入手できる情報の提供に努めてまいります。
また、「富士山世界文化遺産登録」や「世界お茶まつり」といった
世界が注目する話題を活用するなどして「ふじのくに静岡」について、
世界中の老若男女誰もが注目し関心が持てる情報となるよう、
グローバルな感覚を大切にした広報に取り組んでまいりたいと
考えております。