16日から20日まで、静岡県が友好提携を結んでいる
中国・浙江省(せっこうしょう)にいってまいりました。
一言で言うと「非常に価値の高い」視察になりました。
私は中国に行くのは実は初めてであったのですが
世界が今やアメリカと中国とEUという
大きな3極が軸になりつつあるだけに、
この国家と都市および地方の現実を直視できたこと、
体感できたことは、世界のなかでの日本、
そして静岡県のありかた、将来を考える上で、
ものすごい大きな財産となりました。
さて、浙江省ですが
トップである省長がでてこられました。
トップがでてくるということは、それだけで
こめられたメッセージ性がすごく高いということで
静岡県との交流に求めるものの大きさを物語っています。
夕食時等の意見交換でさっそくその意図を探りつつ
さまざまな議論を交わすことができました。
これはある意味「外交交渉」でもあるので
無責任に憶測や感覚での内容記述を控えたいと思いますが
多くの収穫があり、今後に向けて建設的な関係構築の基礎が
できたのではないかと感じています。
短期間の強行軍の日程ではありましたが
ほんとうに充実した訪問となりあました。
近いうちに、今回明確になってきた懸案や共同作業について
「ミッション」として実施をしてゆけるよう
再度浙江省を訪問しなければならないと
痛感しています。
それこそが、あるべき新たな関係だと感じています。
中国という国のスケールを矛盾やゆがみも感じつつ実感できたこと、
そして中国の次代を担う人々と知己を得ることができたこと、
中国の人々の産業や生活の姿を垣間見られたこと、
それらすべてに感謝を致し、今後の外交や政治活動への考え方、
そして静岡県のためにしっかりと役立てたいと思っています。