安倍政権は厚生労働省、外務省と立て続けに事務次官を変えてきました。
前政権色を払しょくすることや、イメージ戦略、
そして政権の持つ分野戦略を色濃く打ち出すための人事でしょう。
”人事権を持つ”ということはこういうことであり、
効率的、戦略的に時の政権の考え方や姿勢を打ち出すという意味では
よいことだと思います。
トップは、年功序列や慣例、前例にこだわらず
こうしてカラーを打ち出しやすくしてゆくことは、
わかりやすく明確でスピーディな仕事を実行してゆくためにも、
このように人事権は遠慮なく発動すべきと私は思います。
政治家が”責任を持つ”または”責任をとる”ということは、
全身全霊をかけて政治に取り組むということでもあるので、
仕事のしやすい環境を整えることは当然のことではないでしょうか。
しかしながら、その人事が機能するのか、また国益のためになってゆくのか、
など、その省庁の仕事の質と影響力などについては別問題であり、
よーく見てゆかねばなりません。
それが、議会の役目であり、マスコミの役目でもあり、
ひいては国民の役目でもあると思います。
まあ、好き嫌いだけで足をひっぱるような国益、公共益を損なう
愚の骨頂のようなことだけはしてはいけませんが。
批判することはたやすいことですが、
では自分でやってみると大変なことは多いので、
そのあたりをよーく考えて発言はすべきだと思っていますし、
みなさまにもそのあたりをご理解いただきたいなあ、と思います。
・・基本的に政治家は悪く言われることばかりなので(苦笑)
私はもう慣れっこで、”悪く言われてナンボ”と腹をくくって
信念を持って政治に向き合っています。
2期目以降は4年ごとの「業績評価」をいただくんだ、
と腹をくくっておけば、めいっぱいやるべき仕事に取り組めますから。
まあ、でも理解をいただけず嫌味や悪口を言われたり、
あることないこと陰口やネガティブ攻撃をされることもあり、
ときどき凹むこともありますが、ここは政治家である以上
試練だと思って信念を持って頑張るしかありません!
・・・ちょうど時を同じくして浜松市でも人事権が発動しました。
市長の狙いや戦略についてはお聞きしていませんが、
当然お考えがあってのことだと思います。
良い方向で市政が機能してくれれば言うことはありません。
こちらは一市民として注目していたいと思います。
また、県との連携強化・多方面での協働に努めてゆきたいと思います。
6月の梅雨空を吹っ飛ばそうというわけではないでしょうが
今は人事権発動の季節(笑)でしょうかねー
なんにせよ、よい政治を創るためだ、と信じておきましょう。