次に、内陸フロンティアについてであります。
知事は、このところ盛んに「内陸フロンティア」というキーワードを
内外に発信されていますが、「可能性を秘めた辺境地域」と訳される
「フロンティア」という言葉を使う以上期待がふくらみます。
内陸部の可能性は多彩です。
例示すると、
①来年開通をする新東名周辺部は多くが市街化区域外にあり、
土地利用の観点からも、企業活動や物流拠点、
そして新しい居住地域としてのポテンシャルが高いということ。
②東日本大震災の津波被害を踏まえ、企業や個人住宅の内陸部志向の高まり。
③過疎地域や中山間部にみられる都市部からの移住の増加や、
農家民宿や農家レストランなどの観光需要の高まりと新しい価値観の創造。
④新しい南北軸を形成する高規格道路「三遠南信自動車道」
「中部横断自動車道」「伊豆縦貫自動車道」による可能性の広がり、
などなど。
これらを考えあわせ、知事がどこにどんな「内陸フロンティア」を描くのか、
また総合計画とのかかわりをどう考えるのかお伺いいたします。