先日発表された全国学力テストの結果ですでに報道のとおり
静岡県の小学校6年生は全国総合43位。国語Aに限っては47位、痛恨の最下位です。
「事件」ともいえる衝撃的な結果です。
今年度文教警察委員長として、静岡県の教育改革について精力的に取り組み始めただけに、
この事態に危機感を強く持っていましたが、今日の教育委員会定例会において
『順位は公表しない方針』などとして、教育委員会事務局からは積極的な報告をせず、
危機感のある議論には至らなかったとのこと。
信じられない、忸怩たる思いです。
この全国学力テストの結果を受けて、
順位の悪かった都道府県がそれぞれ危機感を持って創意工夫をし、
こどもたちが勉強への意欲や興味を持つような教材を県教育委員会が独自でつくって
今回順位の大幅アップを実現した高知県や、成績上位の秋田県や北陸勢の
たゆまぬ努力に比べると、なんたる弛緩ぶり。
強烈なショックを受けました。
教育委員会事務局の、この危機感のなさ、現実逃避について
愕然とするとともに、徹底的に改革に取り組む決意をあらためて強くしました。
「順位を公表しない」つまりは、それは”教育委員会の責任逃れ”と
言われてもなにも言い訳できないということを、まったくご理解されていない。
猛烈な怒りを覚えます。
まずは、県議会文教警察委員会と教育委員との意見交換会の設営を命じてありましたが、
事務局がぐずぐずしていて実現をみていませんでしたが、
早急に教育委員との意見交換会をおこないたいと思っています。
9月議会では、徹底的な議論を尽くす体制作りをさらに強めたいと思っています。
”教育は国家百年の計”
それが、最下位とは・・・・
そしてなによりもそれをきちんと正面から受け止めていないこと、
危機感をあらわにできない体質に、
問題の根深さを痛感します。