民主党の代表選が始まっています。
マスコミをはじめ多くのみなさまにご関心をもっていただくのは大変ありがたいことです。
我々関係者が情報開示をしてゆくのは当然のことでもあります。
が、今日はとても残念なことがありました。
かつて静岡支局にいらしたことのある東京の某マスコミのかたから
『情勢をおしえてくれ』との電話があり、
私もちょうどご葬儀に出席しており始まる直前であることも申し上げて
「手短にお願いします」と簡潔に説明をさせていただきました。
にもかかわらず、悠長に自分本位な質問を何度も何度も繰り返されて
なかなか電話を切らせてくれません。
・・実はこの某社は、以前よりこういう常識をわかっておられず、
”自分が正しくエライのだ”というタイプが多く、何度か嫌な思いをしてきただけに
「・・・またか。やはり、ここはなにか勘違いをされている」
と思わざるをえませんでした。
ただし、マスコミの多くのみなさまがこういうわけではありません。
名誉のために申し上げると、大部分のかたは常識も良識もお持ちのみなさまです。
特に現場や支局におられるみなさまには、さまざまな方々の心情に寄り添い、
いろいろなご苦労もされてジャーナリストとしての資質を磨いておられる方々が多く、
尊敬の念に堪えません。
でも、ごくたまにこういうかたがおられることは、残念でなりません。
・・・俗に言う、エリート的な現場をろくに歩きもしない方々にこういう傾向を感じます。
そういう方が、マスコミの指導層になってしまったら、
心のない、冷徹な、しかも事実と違う誘導的で都合の良い自己本位な報道がなされ、
日本のマスコミの質が堕ちてゆくのではないかという恐怖感にすら襲われます。
私も、相手の状況をおもんぱかることができないようなことがないよう、
十分に気を付けようと、あらためて矜持を正す思いをした今日の出来事でした。