東日本大震災の被災地の現状からすると心苦しい限りですが、
いまは子どもたちが未来への夢を描く卒業式シーズンです。
これも大切なことですので、しっかりと祝ってあげています。
幼稚園から高校かで、各級の卒園式、卒業式にお招きいただきますが
今年はそれぞれ大震災のことも配慮したり、それでもなおこともたちを
祝ってあげたい、という工夫がみられるとても良い卒業式ばかりですが、
今日の母校でもある小学校の卒業式はとても感銘を受けました。
6年生が名前を呼ばれて校長先生から卒業証書を受け取る直前に、
仲間やご父兄の方向に向き直って、名前を言って
『私は○○の理由で、将来○○になりたいです』
と、将来なりたい職業を理由や物語をつけて発表していました。
”これ、すごくいいなあー”と感じました。
言葉には、言霊がこもった言葉とそうでない言葉があると
私は思いますが、今日のこどもたちの言葉は、
すべて言霊がこもっていました。
言霊のこもった言葉は、自分自身の魂となり、
日々を生きる芯になってゆくはずです。
卒業式という場で、言霊のこもった言葉を発する機会を
つくった先生方に心からの敬意を表したいと思いますし、
しっかりと夢を語ったこどもたちにも、
「きみたちはすごい!」とほめてあげたいと思います。
親なら当然でしょうし、周りも応援したくなる
魂の発露の卒業式に出席できたことに感謝したいと思います。
国難ともいえる、今回の大震災にたち向かってゆく日本にとって
全国各地でおこなわれている卒業式で、こうした感動があって、
それはきっと本人のみならず、多くのひとたちにとって
未来を担うこどもたちの巣立ちは大いなる勇気になっているはずです。
今日はこころから「おめでとう」と、
こどもたちに贈ってあげたいと思います。