このところイギリスで爆破テロおよび未遂事件があいついでいる。
いつどこで起こるかわからない無差別テロは恐ろしいし、
もっとも卑劣な憎むべき行為だと感じています。
一日も早くテロのない平和な世界を実現させるために、
”テロ行為をしてもなんの意味もない”
”テロなどしなくても存分に成果の期待できる話し合える環境”
を作り出すしかないのですが、現実の”憎悪”や”宗教対立”は
想像以上に根深いものがあります。
そんななかで尊い人命を守り、”憎悪の再生産”をしてゆかないために
テロを未然に防ぐことは重要です。
そう考えると、今回もテロを「未遂」で終わらせるイギリスの
警察および諜報機関の能力の高さには恐れ入ります。
俗称「MI6」いまは「SIS」と呼ぶそうですが、イギリスの調査機関は
長きにわたるアイルランド紛争でのテロとの戦いの経験はあるにせよ、
今回のテロを未然に防いでいる「危機管理」の仕事ぶりはお見事です。
それに比べて、我が国の何たるテイタラク。
我が国における「危機管理」を担当する機関の元長官が
詐欺まがいの行為で逮捕される始末。
防衛庁長官も暴言を吐いて辞任。
それぞれ、本人の資質の問題という見方もあるかもしれないが、
あまりにノブレスオブリージュをわきまえない行為ではないか。
うーん、心底この国の根本的な土台の空洞化を心配してしまいます。
各級の政治家は、こういう国家の危機管理についてはしっかりと
認識を持ち、勉強もし、自覚をもっていなければなりませんね。
特に次世代を担う我々世代には不可欠の要素だと痛感しています。