原発県民投票条例議案提出

本日9月議会が開会しました。
注目の浜岡原発の再稼働の是非を問う県民投票条例案が
133号議案として提出されました。
付議された知事の意見は
『法定数を大きく上回る署名の数は、
再稼働の是非について意思を表明し、県政に直接反映させたい
という多くの県民の思いの表れであり、重く受け止めている。
ただし、条例案には問題点が多数あり誠に遺憾。
(県議会で)適切に修正し、県民投票が適正かつ円滑に
実施できる方向で議論していただきたい』
という趣旨のもので、県民投票の実施の賛意を示しながら
現実的にみると大いに問題点がある原案の大幅修正を
修正の権能をもつ私たち県議会に求めたものとなっています。

私は、個人的には知事の意見に賛同をします。

先日もこのブログでお伝えしたように、
会派での議論も良い意味で大いに白熱しています。
議会人の本質としての議論が盛り上がることは好ましく感じています。
まあ、そうはいっても多数決の議会ですので、
他の会派がどんな議論をされるのかも注目せねばなりませんが。

・・・こんな真剣な議会がはじまったなかで、
ただひとつ残念なことは、請求代表者のかたが
またしても『条例原案には指摘されるほど問題点はない。
自分たちの修正したもので十分』と言い張っておられるとのコト。

事ここに至って、その強情は大きなマイナスです。
複数の法の専門家が問題点を指摘しているのにもかかわらず
自分たちだけの考えを押し通そうということは
はっきり言って間違いです。素直に助言を受け入れるべきです。
この民主主義の新しい動きに際して、リーダーたちの資質のなさで
本質的な議論が阻害されることは残念でなりません。

民主主義というのは、多種多様な考えをすべて許容した上で
より多くのかたがたの幸せや思いを達成できるよう
調整をしてゆくものでもあると私は思っています。
川勝知事はまさにそれをキチンと受け止めて、
今後投票実現への修正権能をもつ私たち県議会に語りかけました。
しかし、請求代表者は未だそうではないようですね。
リーダーとしての資質を疑います。目を覚ましていただきたい。

私は、この残念なリーダーの向こう側におられる
純粋な気持ちで署名されたみなさまと向き合って
今後の議論を進めたいと思います。

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