台風15号の爪あと

昨日今日と、終日選挙区内の台風15号の被害状況の確認に歩きました。
”予想以上にひどい”というのが率直な感想です。

台風当日は議会開会日で県庁にカンズメ、足止めを食っていたので
浜松での台風の暴れぶりは実感していなかったのですが、
静岡市街地の比ではありません。
私ごとですが、実はウチの自宅の大木も1本根こそぎ倒れて
お隣の畑にご迷惑をおかけしていました。
斜面で死角になっていたので、昨日になって気がついたのですが
実は大被害です。

・・・・と、いうように、見回った浜北区では、
特に倒木被害と屋根やカーポート、農作業小屋などの被害は大きく、
多くの街路樹や、屋根、農作業小屋などが吹き飛んでいました。
それにくらべればウチの事務所の被害はむしろ軽微なほうで、
倒木でめちゃめちゃになった神社は数知れず、
折れた電信柱や吹き飛んでひっくり返ったトタン小屋などが
散見される選挙区内でした。
また、昨日の夜まで停電が回復しなかった地域もあり、
ほんとうにたいへんだったと思っています。

一方で、中部電力さんやNTTさん、役所の土木関係者、
建設業や造園業のみなさん、その他各所で復旧作業に
携わっていただいているみなさまには、ほんとうに献身的なお仕事で
各地の復旧がスピード感のある回復を見せていることに対して
こころからの感謝を申し上げたいと思います。

日ごろから、私が主張しているように
地域の建設業や造園業のみなさんの必要性が、
この台風で逆によくお分かりいただいたのではないかと思います。
特に中山間地では必須であることについては、
建設業に対して冷ややかなかたがたは、よくご理解いただきたいと思います。

この台風は、いろんな意味での学びを静岡県にあらためて残して
くれたのではないかと、あえて考えようと思っています。
この台風で命をおとされた方々のご冥福をこころからお祈りいたしますが、
大変非礼な言い方かもしれませんが、この被害からして今回はもっと
犠牲者がでていてもおかしくない状況であったと思います。
このことについて、安心することなくしっかりした検証をしてゆくことも
今後の危機管理のためには大切なことだと考えています。
どんな大災害であっても、めざすは「犠牲者ゼロ」でなくてはなりません。
それを実現してこそ、尊い犠牲になられたかたがたへの手向けでもあります。
しっかりと取り組んで参りたいと思います。

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