12月第一日曜日は「静岡県地域防災の日」です。
県内全市町で町内会ごとに工夫を凝らして防災訓練をしています。
・・・しているはず、です(苦笑)
静岡県は近い将来「東海地震」ないしは「東南海地震」との連動型大地震に
襲われる確率が高いといわれています。
そのための「地域防災の日」です。
あの”3・11東日本大震災”の教訓を決してムダにしないことが
犠牲になられたみなさまへのせめてもの手向けとして
日本人としてやるべきことだと感じています。
ですので、さまざまな教訓を生かして地域ごとの特性も考慮した
防災訓練をとりいれられてきてはいます。
が、残念ながら「とりあえず集まるだけ」というような
なおざりな訓練を実施されているところもまだまだあるようで、
とても残念でなりません。
準備等が大変なのはよくわかりますが、発災した場合は
救助隊や警察、消防がスムースにきてくれることはごく稀だと思うべきで、
”自分の身は自分で守る”「自助の精神」をひとりひとりが持たない限り
「防災先進県」とは言えないと思います。
今日は、その”気づき”を与える日でもあるので、
各地での防災訓練がそんな内容のものになってくれることを願ってやみません。
また、県職員、市職員のみなさまには大変ご苦労なことだとは思いますが、
実際の避難所運営などを担当することになっているわけですから、
本当は今日の訓練時にご自身の担当することになっている場所への
移動時間や移動手段の確認、現地確認、現場の自治会の協力体制などを
実際に確認するいい機会でもありますので、もっと積極的に
関与していただくとよいのに、と痛感しています。
これは、かねがね危機管理部には強く要望してきたことなので
今年の検証結果がどうだったのか、しっかりと改めてチェックしておきたいと思っています。