「地方創生」は安倍内閣の”地方対策”とも言える政策看板です。
が、実際地方で政治をさせていただいていて、さまざまな恩恵があるとはいえないのが現状だと感じています。
そもそも俗にいう中央集権を維持するための地方に対する”ばらまき”政策では、
地方の未来は拓けません。
地方の30年先を描くことができないとだめだと私は思っています。
少子化対策、人口減対策と地方の置かれた課題についても議論をしても
あいかわらず「企業誘致だ」というかたもいらっしゃいますが、
単なる工場誘致をしてもだめであることはすでに各地で実証されており、
「次なる産業育成」の仕掛けもしっかりしながらでないとなりません。
今年は、少し身を入れて静岡県や浜松市がおかれている状況を、
収支構造や人口の流動性など多角的に分析してみたいと思っています。
で、自分が静岡県や浜松市の未来を描くつもりで政策をつくってゆかねばならないと思っています。
でないと、ただ首長に賛成だ、反対だ、好きだから、嫌いだからではなく、
論拠と確たる政策をもって議論に臨むことが議会の存在意義だと感じる今日この頃です。
本物の「地方創生」は、そんな議会がつくれたとこができるのではないかとも感じる今日この頃でもあります。