激しい揺れ。
午前5時7分。飛び起きました!
「ついにきたか・・」と覚悟しました。
・・・それは「東海地震」という言葉。
2階で寝ている私は階段に走り、階下の家族のもとに向かおうとしました。
そこで目にはいったのは、階段の壁にかかる銅版の壁掛け。
「これが落ちてから走ろう」と立ち止まり、壁に背を張り付けました。
「・・人生で一番の揺れだな・・・」
・・が、揺れが収まってきて、「あれ?コレ東海地震ではないなあ」
とふと窓の外に目を向けると、犬の散歩の人が歩いています。
「人が立ってられるし、犬も大丈夫なら、これは東海地震ではないな」
と思いつつ階下に駆け下りると、妻は起きていたものの子どもたちはぐっすり。
安心しつつテレビを見て驚愕。
「静岡震度6弱」の報道。
「そんなに大きくなかったのに・・・」と思いつつ、
急いで防災服に着替え。緊急に備える。
その後、震度の詳細が入り、浜松はやはり震度4。
しかし、御前崎や牧之原などで震度6。静岡、焼津などでは震度5。
浜岡原発の原子炉はスクラムし、菊川では東名高速道路が崩落。
静岡では駿府城の城壁の石垣が崩落。
そんな映像が相次ぎ緊張感が走る。
その後、どうやら死者はなくケガ人だけで
人的被害が最小限でありそうなことにとりあえずの安堵。
「東海地震ではない」との公式発表もあり、
自分自身は日常業務につくことを確認。
しかしながら、本来なら今日予定されていた浜岡原発の
MOX燃料搬入の視察は当然ながら延期となり、
東名高速道路の通行止め、在来線の運転見合わせなど
日常生活に影響を残したままの一日の始まりとなりました。
しかし、この地震の教訓は静岡県ならびに静岡県民にとっては
とても大きかったのではないかと思います。
近い将来、今朝より確実に数倍、もしくは数十倍かもしれない規模の
「東海地震」がやってきます。”備えあれば憂いなし”の言葉どおり、
もういちど”備え”をきっちりやっておく必要を体感できたのでは
ないでしょうか。
私ももう一度しっかり”備えよう”と思っています。
みなさまもぜひこの際、災害対策のご確認をお願いします。
最後になりましたが、
お怪我をされたみなさまの治癒をお祈りし、
微力ですが一日も早い災害復旧に私自身も尽くしたいと思っています。
また、一日を通して、多くの友人知人のみなさまからご心配の電話やメールを
頂戴しましたこと、この場を借りて御礼申し上げます。