湖西市の鷲津小学校を視察。
目的は、全校生徒の約1割を占める外国籍の児童と
日本人児童との共生ができているのか否か、
どんな問題があるのかを現場を見ることによって知ること。
感想として
児童間のコミニュケーションは低学年ほどとれているが、
自我が芽生えてくる高学年になるにしたがって
やや距離感ができてきているように感じました。
また、外国籍児童の日本語力のバラツキは相当ある様子で
担当教諭の増員や、私も12月の一般質問で提唱し
所属会派の要望事項としても知事に具申した
日本語力の劣る児童に対しての就学前の基礎学習を
するための「プレスクール」の設置が急務と痛感しました。
鷲津小には、
「にこにこ教室」という日本語力の劣る外国籍児童を
「抜き出して」選任教諭による日本語力理解促進授業が
おこなわれており、実際かなり成果があるように見えました。
しかしながら、まだまだ教諭の数も「抜き出し授業の時間」も
不足している様子は顕著でした。
「多文化共生」とは、
「郷に入れば郷に従え」の言葉どおり、
子供のうちからキチンと言語や習慣を覚えてゆくこと、
また日本人側も異文化に対する理解をすすめてゆくことが
一番の近道だと私は考えています。
それを実感するような今日の視察となりました。
今後、少し他地域の事例も参考に
どんなかたちがよいのか
しっかり研究してゆこうと考えています。