「夜の地球」という衛星写真を
ごらんになったことはあるでしょうか?
宇宙からみた夜間地球の輝き、
つまりは夜間照明がどれだけつかわれているか
を衛星写真をつなげて世界地図にしたものです。
すると・・・
国土が光輝いているのは
ヨーロッパ諸国とアメリカ中東部と西海岸、
韓国、インド、中国の東海岸、メキシコ、
ロシアのモスクワ周辺とシベリア鉄道沿線、
そしてひときわ輝くのが日本全土。
また、1等星の輝きのように、
世界の主要都市の位置が手に取るようにわかります。
東京、名古屋、大阪、香港、上海、ニューデリー、
バンコク、モスクワ、サンクトペテルスブルグ、
ローマ、パリ、マドリード、ロンドン、ジュネーブ
ベルリン、ニューヨーク、ワシントンDC、シカゴ、
サンフランシスコなどなど・・・
その一方で、暗くほとんど輝きのない国もたくさんあります。
砂漠やアマゾンのようなジャングル地帯は当然ぽっかりと
暗いのですが、アフリカ大陸は大陸そのものが暗い。
中国の内陸部やロシアのシベリア、中央アジアの国々も暗い。
この「夜の地球」からは考えさせられること
たくさんあるような気がします。
ぜひ機会があればごらんになってください。
ちなみに私も
ナショナルジオグラフィクの付録でついていた
この「夜の地球」のポスターを事務所に張っています。
興味をお持ちになったかた、一度ぜひ見にきてください。
みていると、ときどきぼーっといろいろ考えますよ。
世界の貧困のことや、エネルギーのこと、
日本はこれでいいのか、とか、
このまま日本はやっていけるのだろうか、とか。
いろいろそれぞれに感じていただくことが
この衛星写真の存在意義なのかな、と思っています。