本日午後、天竜川川下りの船が転覆する事故があり、
死者、行方不明者がでてしまうという惨事がありました。
お亡くなりになられた方のご冥福をこころからお祈りし、
行方不明のかたには、なんとかご無事であってほしい、
と祈るばかりです。
この川下り船は、かつて近隣のホテルが運行をしていたのですが
そのホテルの廃業に伴い、多くの人が”名物”がなくなるのを惜しんで
天竜浜名湖鉄道に運行を移管した経緯があります。
その後、天竜浜名湖鉄道では船頭さんの高齢化に対応するため
定期的に船頭の養成をおこない、また営業努力にも努め、
最近は本当に人気の川下り船となっていました。
もちろん、わたしも乗ったことがありますが
危険を感じるような場所はほとんどなく、
ゆったりと流れる天竜川を楽しむ楽しい船であったはすが・・・
本当に痛恨の極みです。
今回の事故の箇所は、「ああ、あそこだ」とコースのなかで唯一
スリルが味わえる場所で、流れが岩壁にぶつかり渦になっているところだと思います。
でも、いつもは岩や岩壁ぶつかるような距離では運行してないはずなのですが・・・
社長の会見であったように『操船ミス』であったのかと感じます。
天竜浜名湖鉄道は、鉄道会社ですから「ひとさまの命を運ぶ」という
意識は高く、安全対策は施されているのが当然であったと思いますが、
今回のことでライフジャケットの着用基準など
「川下り船の国の定める安全基準」自体が甘かったのではと痛感しています。
また、川下り船の運航も、お盆時期のハイシーズンで乗船名簿の
未記入などずさんな点もあったのではないかと推察されます。
とにかく、もうおきてしまった事故に対しては、
もう取り返しがつかないことですから、事故にあわれたかたがたへの
補償やケアなどやるべきことはたくさんあり、それをいかに
キチンと丁寧にやってゆけるかが大切になります。
今後、詳しい事故原因などの調査がおこなわれると思いますが、
それを待って、原因に対しては冷静にかつ厳正に対処をし、
また我々がお手伝いできることがあれば、
精一杯やってまいりたいと思います。
繰り返しますが、
お亡くなりになられたかたのご冥福をこころからお祈り申し上げ、
行方不明者のご無事をお祈りし、事故に遭われたかたがたに
こころからのお見舞いを申し上げます。