県庁での仕事がたまって夕ご飯抜きで最終電車まで残業。
冬の県庁での残業はこたえるんですよ。
なぜなら暖房が18時くらいで切られてしまうので。
特に今日は日本列島に寒波襲来。
温暖な静岡もさすがに冷たい強風で冷え込みました。
室内なのにコート着て仕事しちゃいました。
さて、いろいろ見解を述べておきたいことが目白押しですが、
まずは「JAL」。
株価はストップ安。
経営再建の切り札に稲盛和夫さんが会長に就任。
経営の効率化のあために格安航空会社を設立予定など、
動きが激しい渦中のJALですが、
静岡県にとっては現在福岡便の搭乗率保証問題が重大事です。
70%の搭乗率を下回ったときは1%あたり2860万円の
県税を支払う約束になってしまっています。
それに対して、もともと路線維持のために支払うという趣旨の
搭乗率保証制度の「運行支援金」であるので、
算定日である3月31日をもって路線から撤退をいうのは
”けしからん、払う必要なし”と川勝知事は
文書にてJALに通達しているのですが、
本日その対抗策とも言えるJALの発表がありました。
それは、本日福岡線と札幌線を引き継ぐことを発表した
(同時に松本ー福岡、松本ー札幌便の開設も発表。
驚愕。3機ではたして7路線を切り盛りできるのだろうか!?)
FDAとの「コードシェア運航の協議開始」発表。
「コードシェア」とは、複数社による路線の運航形態で
座席の共同販売(分割販売)を主にした運航効率の向上を狙った
別名「共同運航便」です。
確かに各路線をコードシェアすれば効率はあがります。
妥当な協議の開始だとは思いますし、静岡空港のためにも
FDAのためにもよいことだとは思います。
が、これをもって、もしJALが「4月以降も福岡路線を維持した」
と言いたいのかもしれないなあ、と疑心をもつのは私だけでしょうか。
それで搭乗率保証の運航支援金を堂々ともらいますと開き直られたら
”したたかJAL”とでも言ったらいいのでしょうか。
”疑心”を持つことは失礼かもしれませんが、
県民のみなさんの大切な税金の使い道をチェックする立場の
我々議会としては、予測される限りの危機管理をしなければなりません。
この問題の当該委員会である企画委員の私としては、
県当局にもこの件は指摘し、対応策を準備すべきと提言しました。
さて、双方どうでてくるでしょうか。
目が離せない展開です。
全力でより良い方向性を探り静岡空港の発展に努めたいと思っています。