民主党所属議員である以上、
今回の小沢幹事長の問題に触れないわけにはいかないでしょうから、
私見を記述しておきたいと思います。
取りざたされているのは、政治資金管理団体の虚偽記載問題。
今日の民主党大会で小沢幹事長は「検察と闘う」と宣言されたとのこと。
また、鈴木宗男新党大地代表は「検察が必ずしもいつも正義ではない」
と発言されたとのこと。
「正義」とは不変である。
が、しかし、ときに解釈の相違が生じることもあることも、これまた事実。
ゆえに、「正義」の運用は実にデリケートだと私は思っています。
さて、今回は「疑惑」とされる以上、
小沢幹事長のおっしゃるとおり徹底的に議論して答えを導けばよい。
また、鈴木宗男さんのおっしゃることもしかり。
「検察」「警察」イコール「正義」ではありません。
事実検察や警察にも不正や不正義があるということは、
各種事件や不祥事があることで国民のみなさんはご理解のとおり。
ゆえに「絶対正義」ではないこともこれまた事実。
だからこそ、今回は双方が信じる「正義」の限りを尽くして
議論することが大切で、それをつまびらかにしていただくことも
これまた大切だと思います。
そしてなによりも大切なのは、
昨年の選挙で「この国の閉塞感を打ち破ってくれ」という
悲痛なまでの国民のみなさんの思いを託された民主党としては、
この件で新しい日本の改革が停滞するようなことがあってはならず、
万が一鳩山総理が倒れ、小沢幹事長が倒れても、
その屍を超えて、”改革の松明(たいまつ)”だけは、次の人間が
そしてまた次の人間が死力の限りつないで、日本の未来を命がけで
切り拓かねばならないのです。それが民主党に与えられた使命なのです。
この与えられた民主党政権の4年間の任期とはそういうことだと
私は思っています。
私は常々「政治とは使命感だ」と言ってきました。
政治とは、万が一自分が死ぬことになっても、その使命だけは
引き継いでゆく。そんな壮絶な仕事だと思っています。
今回の特捜の捜査の結果がどうあれ、
民主党は日本の将来を切り拓く使命だけは果たさねばならぬ。
そう私は思っています。
このブログをお読みいただいているみなさまには、
ぜひ報道されることから、本筋を読み取っていただき
改革が停滞して日本の未来が閉ざされるようなことがないように
賢明なご判断をいただきますよう、お願い申し上げて
この小沢疑惑への私見とさせていただきます。