本日、川勝平太静岡県知事が初登庁、就任式に臨まれました。
職員訓示および就任会見も陪席して聞いてきましたが、
とても明確な内容で期待がもてる静岡県政になりそうです。
内容を簡単に説明すると以下の通りです。
①「ムダ使いをなくす」ために、第3者機関による事業仕分けを実施する。
【解説】これは、今までの「業務たな卸し」も全国的に評価される
制度であったのですが、あくまでも内部的な評価にとどまっており、
県民のみなさまにはわかりにくいものであったと私も感じていました。
「自己評価・自己満足」から「外部評価・他者評価」になることは
厳しい面は当然ありますが、「税金の使い道」を決めるためには
正しい方法論だと思います。
②マニュフェストについては、他の候補者の良いところは遠慮なく
とりいれたい。なぜなら、合計100万人以上の県民が支持されたことに
なるので、その民意を容れられる部分は容れるべきであるので。
【解説】よいお考えだと感じました。選挙で”死に票”になった
民意を汲むことは、自らの信念の部分さえブレなければ
トップとしてあるべき姿と思います。さすがは”義の人 川勝平太”。
③搭乗率補償制度は見直す。ただし、まずは導入の経緯や空港をめぐる
これまでの経緯を全て正確に把握して、なおかつ”現場”の状況を
確認してから決断してゆく。「制度」ありきではない。
まずは、10日に福岡へ、23日に石川に自ら出掛けてゆく。
能登空港の制度はモデルとなるので、石川県には学びたい。
【解説】この慎重な組み立てと迅速な行動力は”川勝平太らしさ”
ですね。期待できます。
④いわゆる”ハコモノ”は見直す。やらないというのではなく、
一度全て白紙に戻して、採算性とかだけでなく「地域にとって本当に
必要か、メリットがあるのか」など多角的に検討をし直すということ。
【解説】道理にあった内容だと思います。「地域」つまりは
それぞれの地域の県民のみなさんの民意とよく話しあうことですね。
⑤県庁OBの天下り禁止については、「指定席」をつくったり、
「あっせん」をすることを禁止する。いままでのそれらのポストは
公募制にして、県OBのみなさんにも応募いただくという、フェアな
カタチにする。
【解説】まったくおっしゃるとおり。これこそ多くの県民の
みなさまが望む公平な姿だと思います。
⑥1期4年でやり遂げる決意は変わらない。なぜなら、与えられた期間は
この4年間であって、それでやりきることが基本と考えるのが普通では
ないでしょうか。
現場にどんどん出て、スピードを上げて取り組んでゆきます。
さしあたっての私の現場はこの県庁ですので、まずはみなさんよろしく。
【解説】ごもっとも。”政治家かくあるべし”ですね。
⑦人事については、現状の優秀な県のスタッフのみなさんとまず仕事をして、
もし足りない部分や補足すべき部分があれば、広い人脈・ネットワークを
使ってお招きをするなどというようにしてゆきたい。
【解説】人材を活かすことをよーくご理解されていて、
「自らを県に捧げる」と言う言葉どおり、まずは県職員のみなさんと
一体感を醸造してゆくという姿勢であろうと感じます。
⑧次期衆議院選挙の応援を含め、特定政党の応援は考えていない。
380万県民のために、という原点で全てのかたがたといっしょに
仕事をしてゆく。それが、おのずと(地方から改革を発信して)
静岡県を変え、日本を変えることになると思います。
【解説】良いですねー。これぞ県知事!
まあ私も民主党ですが、もともと知事を応援団として使うとか、
党勢拡大のためになどというセコイ考えは持っていませんでしたし、
あくまで静岡県のため、日本のためになっていただくべき
”四十七士”ですから、とても明確ですばらしいですね。
あと、いくつか質問がうまく聞き取れないものがあったのですが、
正確を期すために書きませんが、なんにしろ期待しましょう!
議会での建設的な論戦をできることが楽しみです!