浜松防潮堤工事における、”基本のキ”である建設用土に黄色ランプです。
『地元の反対で建設用土の運搬中断』との報道。
心配していたとおりとなってしまいました。
阿蔵山の建設用土の運搬にあたり地元との調整がぎくしゃくしていることは、
9月はじめのころより聞き及んでおりました。
建設用土の確保と運搬は浜松市の責任ではありますが、
土の確保は基本中の基本ですので、なにをおいてもキチンとせねば
すべてに狂いが生じてしまいます。
ゆえに、私も10月3日の一般質問のなかで
『大丈夫なのか?浜松市の範疇とはいえ県としても最大限助力すべき』
と申し上げたのですが、結局この結果。
長丁場になる土砂運搬なので、工事用道路をつくるとか
抜本的な対策を講じてこなかったことが原因ではないかと感じます。
浜松市の経費節減努力には、こころから敬意を表しますが
”使うべきところでは使う”という姿勢をもたないと
結局は大切な業務が滞ったり、逆に無駄な経費を使うことになったりと、
必ずしも良い結果にはなりません。
静岡県としても、この浜松沿岸地域防潮堤建設事業は
共同作業としては大きな意味を持つものでありますので、
できるだけの助言と助力をすべきと考えます。
「県民」と「市民」と呼び方は違えど、同一人物を差している
ことは紛れもない事実ですので、この場に至って
「県が悪い」「市が悪い」と悪口を言い合う人たちがいらっしゃいますが
それこそナンセンスです。ここは一致協力の場面です。
なんにしろ、迷惑をこうむるのは防潮堤建設に命がかかっている
地域のかたがた、また工事関係者、そしてすべての納税者のみなさまですので、
一丸となって問題を解決し、一日も早く堅固な安全安心な防潮堤を建設することが
なによりも大切だと思っています。