”手紙”を想う

最近は、通信手段の発達で格段に便利になっています。
どんなところでもちょっとした合い間があれば携帯電話での
やりとりができますし、もし会議中であってもPCや携帯電話のメールは
送受信することができます。
「便利」で「機能的」ではありますが、
ときどき味気なさを感じるのはわたしだけでしょうか。
かつては手紙のやり取りが主流のときは
ごく簡単な文章のなかにも時候のあいさつや
季節感をかんじられる季語がはいったり、
文章の表現やおなじ意味でもより情感を伝えるために
表記を漢字にするかひらがなにするか、場合によってはカタカナで、
などと、推敲をしながら書いたものです。
時間はかかりましたが、その推敲によって
より感情がはいった温かいメッセージができあがっていた気がします。
それが「手紙」であったなあ、と感じています。

今も、このブログを書くためにPCのキーを打ちながら
勝手に変換されてゆく漢字や、続く文章を推定して
次々表記してゆく機能に恐れ入りながらも、
ときどき手を止めて、推敲をしながら手触り感を確かめながら
”文章を紡いで”ゆこうと思っています。

「文」は「あやなす」ものであり、「こころ」をこめて
「つむぐ」「おりなす」ものであるなあ、とつくづく思っています。
日本語にそんな表現が或ること自体が、
”四季の国日本”の感性の豊かさであると思っています。
この感性は失いたくないものですね。

こんな時代だからこそ、
メールであっても本当に想いをこめて、こころをこめて、紡ぎたいものです。
・・・メールの利便性に反する、と怒られそうですが(苦笑)

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