政令市への医療費助成について

県が県内市町の実施する3つ福祉医療費、
「こども医療費」「母子家庭等医療費」「重度障害者(児)医療費」
について、県が単独助成事業をおこなっています。
このうち政令市の静岡市と浜松市については対象外となるのですが、
政令市移行時の取り決めで、「3年間の移行処置」として
他の市町同様の助成がおこなわれてきましたが、
3月でその移行処置が終了する静岡市は、
『延長しろ』とダダをこねていて
知事および県議会でも議論がなされていましたが、
取り扱いについての決定がなされました。
(なお、浜松市は政令市移行が静岡より2年遅れのため
あと2年移行処置助成あります)

『助成の補助率を半分にしてあと1年のみ延長』
という異例のものです。
一方の浜松市は『予定通りあと2年で終了予定』を了承。
(ただし、抜本的な財源移譲論議を経てという条件がつきますが、
これはしごくまっとうなコトなので納得できます)

わたしも、県議会議員にしていただいて
静岡市に通うようになって”実感”していますが、
ただでさえ、県庁所在地である優位性や県有施設多く存在し
”県内で最も恵まれている”とされる静岡市のワガママぶりには
浜松選出議員として辟易としてましたが、
今回もこの浜松と静岡の自立力の違いは歴然です。

静岡市には厳しい論調で申し訳ありませんが、
浜松の人間としてはあくまで事実を申し上げるまでです。

なお、県の厚生委員会に所属する私としては
今回の問題は、県内全市の3助成に関する状況を精査して
比較対照したうえでも、とくに静岡市だけに特別扱いする
数値や状況は見当たらなかっただけに妥当としたいと思います。
今後は、より県内で医療福祉の不公平感が生じないよう
注視しよりよいあるべき制度を財源もにらみながら
議論してゆきたいと思います。

また、政令市と県の財源もふくめた関係のありかたに
ついても建設的に、精力的に取り組んでゆく所存です。
くれぐれも”国の思う壺”になってしまう
「県と政令市のケンカ」にならないようには
しないといけませんが。

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