静岡県教育委員と県議会文教警察委員会。
静岡県の教育に、大きな影響力を及ぼす両機関ですが、
今までほとんど意見交換の機会がなかったのです。
県議をやらせていただいて6年間、
これはとても残念なことだと思っていました。
ゆえに、今年度文教警察委員長を拝命した当初から、
委員会メンバーにもお諮りしたうえで、
教育委員(6名)との意見交換会をするべく調整しておりましたが
本日ようやく実現いたしました。
教育長を含む6名の委員ですが、
みなさまご多忙なお仕事を抱えながらこの責務をお勤め頂いているだけに、
まずは日程調整から難航したのは事実です。
わずか2時間しかとれなかった意見交換会ですが
有意義なものであったと感じています。
今回は初めての機会でもあり、たまたま「学力テスト最下位問題」で
余計な注目をあびる時期ともなってしまいましたので、
双方非公開のほうが本音での議論ができると思い今回は非公開の開催です。
私は司会進行役でしたので、ほとんど発言をしていませんが、
双方の委員とも静岡県の教育を今後論じてゆく意味で
良い機会になったのは間違いありません。
時間の関係で論点は3点に絞りました。
「学力テスト全国最下位問題および学力向上策について」
「いじめ問題について」
「めざすべき教師像・学校像」
いずれも、特に教育委員のみなさまのご所見を伺いながら
議会サイドも意見を申し上げるカタチで今回は進めました。
どれも問題の深層について濃密な意見交換となり、
短時間でありながら意味あるものであったと感じています。
最後は時間切れとはなりましたが、
高橋教育委員長からも『また次回もぜひ』とのことでありましたので、
今後の静岡県のよりよい教育をつくるために、早期の再議論の機会を
本当に楽しみにしておきたいと思っています。
次回は、前述したように教育委員の非常勤5名、常勤1名(教育長)という
体制の是非や、持ちうる権限を最大限に発揮していただくためにはどうするか、
などなど、教育界の持つ特殊性や閉鎖性等さまざまな核心部分の議論を!
と、思っています。