教育長人事紛糾

県議会2月定例会に提出されていた87号議案
高木桂藏氏を教育長に選任する議案について、
3月3日の総務委員会で可決していたにもかかわらず
「新たな問題が生じた」という理由で、
議会最終日にもかかわらず総務委員会がおこなわれました。

私は総務委員でありますが、
この87号議案が提出された当初から、ふじのくに県議団として
竹内良訓総務委員長に「高木氏を委員会招致して教育論をはじめとする
人間性、経歴、思想等などについて質疑をおこなうべき」と申し入れてきましたが
「その必要はない」と拒否され、残念至極に思っていました。
実際、3月2日に行われた総務委員会での質疑でも、高木の教育論などについて
人事当局者に質問しても、当然ながら十分な回答は得られず、
非常に残念に感じていただけに、今回委員会を再度開かざるをえなくなったことについては、
返す返すも「だからいったではないか!」と怒りを覚えます。

そのなかでおこなわれた総務委員会では、
川勝知事を招致して委員会質疑が行われました。
「プライバシーにかかわる問題もある」ということで、「秘密会」とされましたので
質疑内容は記述できないのは残念ですが、確認すべきことは確認できたと思っています。

ただし、またしても残念至極なのは
「秘密会」であったにもかかわらず、「秘密会の質疑」の内容を
テレビカメラの前や秘密会が解かれ、マスコミ等が傍聴するなかで
その内容を漏えいしてしまう委員がいるなど、誠に軽率だとしか言いようがありません。
重ねて遺憾の意を表明しておきたいと思います。

紆余曲折の結果「継続審議」となり、
来週以降、今度は溝口教育委員長と高木氏を招致して総務委員会がひらかれることとなりました。
総務委員会の運営の不備については大いに問題があり、会派として抗議の意思は示しましたが、
委員会開催が決まった以上、静岡県のためによりよい教育長を選任するために
しっかりと審議をしたいと思っています。
ただ、一部「人権侵害」におよんでしまうような事案もあり
細心の注意が必要ですので、よくよく慎重な審議をしてゆきたいと思っています。

しかしながら、くりかえし申し上げておきますが、
高木氏を当初から招致をしておけば、こんな混乱を招かったであろうにと、
残念ではなりませんが。

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