「新幹線台車に亀裂」
このニュースは相当に衝撃の大きい事件だと感じています。
日本は「技術立国」であり、自他ともに認める
”世界で一番信頼できる工業技術製品は「メイドインジャパン」である。”
であったはずです。
その日本の技術の粋を集めた信頼の象徴が「新幹線」であったのに、
その新幹線の安全性を覆す「重大インシデント」事案が発生したことは、
世界の焦点は、事故そのものではなく、日本への信頼の揺らぎに直結すると
私は震撼しています。
神戸製鋼事件で、すでに揺らぎ始めた日本への信頼。
これに追い打ちをかける今回の事件。
表面上は「神武景気を超える好景気」などと言っていますが、
内情はおそまつなものであるということを露呈する事件だと私は感じています。
今後の事故原因調査も注視しますが、国際社会の日本の技術への信頼が
静かに引き潮のように退いてゆくさまも、恐怖感をもって注視しなければなりません。
もっと実体経済と現場の技術力の保持・継承・発展に力を尽くせるように
してゆかねばなりません。微力ですが力を尽くしたいと思います。