先日イタリアのローマの有名レストランで、
いわゆる”ぼったくり”にあった日本人カップルに対して、
イタリアの観光大臣が謝罪とともに「イタリアへの無料招待」を
申し出たが、日本人男性は『イタリアの税金を使うことになるから』と
辞退したとの報道がありました。
これを受けて、このやりとりがイタリアのマスコミで大きく取り上げられ
”日本人の節度を見習え”と賞賛をされているとのこと。
爽快感と、日本人としての誇りにつつまれる記事でした。
なによりもこの茨城県の男性には感謝をしたいと思っています。
彼の”矜持”が、日本人と日本の印象を大きく評価されることに
つながっているのですから。
我々日本人は、「武士道」に代表される”あるべき生きかた”を
追求してきた民族だと私は思っています。
日本で一番古い書物である「古事記」を読み解いても
精神性を本当に重視した”生きかた”を説いています。
利益至上主義でない、”誇りに満ちた人としてのありかた”。
今現在の市場原理主義・バーチャルな金融経済に踊った結果
世界不況に陥った世界がきっと求めているものなのでしょう。
だからこそ、今回の一件がこうして大きく賞賛されているのかも
しれませんね。
「日本人の矜持」大切にしたいとあらためて感じています。
また、この茨城県の男性にも心よりの感謝を申し上げたいと
思います。