民主党のケンカ下手と国会の大局観の欠落

消費税増税関連法案の採決で予想通り”造反”が発生。
対する自民党、公明党は取りこぼしなし。

自民党からは
『こちらに頼んでおいて、身内をまとめられないとは心外だ。謝れ』
と、”いいがかり”に近いコメントをぶつけられ、
(消費税増税は自民党の公約なので、それを実行したまでのことなので、
”いいがかり”に近いという表現をします)
公明党からは、”政権担当能力に疑問”とつきつけられ、
ボコボコ状態の野田民主党政権です。

私の個人的感想は、「ケンカ下手だなあ・・・」と感じてます。
国家の大事業を「ケンカ」になぞらえることは不適切かもしれませんが
魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈する永田町では、
ケンカの仕方の上手下手が、そのまま日本の命運を左右しかねません。
16年間政治の中枢で学ばせていただいた熊谷弘先生の秘書時代に
それを肌で感じてきただけに、
今回も民主党の”ケンカ下手”を痛感せざるを得ません。
「根回し」とか「裏工作」とかを積み上げてゆく旧来の自民党型の政治が
いまだ生きている以上、けっして良いことばかりではありませんが、
それに対応せねばならないのも政権党に求められる能力です。
そういう「見えないところで汗をかくこと」や「縁の下の力持ち」を
できる政治家が圧倒的に不足してるのも民主党の弱みでしょう。

日本の政治は試練が続きます。
しかし、世界は冷ややかに日本をみていることはまぎれもない事実です。
いまは、”挙国一致して国難に対処すべき時”だということを
返す返すも申し上げておきたいと思います。

なぜ、国会議員もマスコミもこれをわからないのか。
不可思議千万。
亡国の道をたどっているように感じるのは私だけではないはずです。

また、霞が関のトップエリートのみなさまも
「政権は使い捨て」して、とにかく自分たちの省益を優先してゆくこと
でよかった時代も終わっていることをご自覚いただきたいと思います。
世界の中で日本が生きて行ける道を挙国一致して探らねばならない
”追い込まれた時代”なのです。

なんにしろ、
私が信じる「地方からしか日本は変えられない」という信念が
ますます正しい、という思いを深める今日の国会でした。

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