さまざまなご意見をお聞きし、
さまざまな角度から熟考の結果、
小沢一郎前幹事長に投票いたしました。
ご報告いたします。
論戦を聞いたり、内容を読んでみて、
決して100点というわけではありません。
でも、菅総理との2人での比較であれば、
現在の追い込まれた状態の日本国の閉塞感を考え、
「地方主権への道」「国家再建への大胆さ」について
大きく小沢さんが優れていると感じています。
以下は選択に際し基準とした私の持論です。
①財務省解体論
地方主権への道筋として中央集権体制の解体をしなければなりません。
その中央集権体制を支え、なかかつ地方に一番権限を渡したくない巨大な組織があります。
「霞ヶ関官僚機構」です。
ただし、霞ヶ関の官僚のみなさんは日本の頭脳であり、
財産でもあるということもこれまた事実です。
「機構」として既得権益を守ることだけに縛られているからいけないだけです。
ゆえにこの硬直化した「機構」を解体するには、”肝”を突くのです。
”霞ヶ関の肝”は「財務省」です。
財務省を一度解体して、税制を変える。財政を変える。
これをしないと地方主権も大胆な国家戦略としての勝負もできません。
②平成の尚古集成館(しょうこしゅうせいかん)事業
かつて島津斉彬公がおこなった「尚古集成館事業」をご存知でしょうか?
幕末、「欧米に対抗するために日本には欧米の技術を取り入れた近代化が急務」
と考えた斉彬公がつくった、反射炉、溶鉱炉、ガラス工場、大砲工場、造船所などの
当時の最先端技術や製品を研究開発する近代工場群のこと。
この工場群の成果は、技術だけでなく多くの人材も輩出し、
その後の日本の近代化に大いに役立っています。
いまこそ、日本は国を挙げて「新しい日本」をつくるために、
さまざまな産業の創造にチャレンジすることが急務です。
これ、徹底的にやるべきと思っています。
これらに近い、実現できそうな人は小沢さんであるということです。
「政治とカネ」の問題を取りざたされることもありますが、
そのときは潔く辞めるべし。ご本人もその所存のようですし、
それでいいでしょう。
今の日本はとにかく大きく変わるしかないのです。
小沢一郎さんの日本を想う魂に、期待したいと思っています。