民主党大会に県連幹事長として参加しました。
一言でいうと、苦心惨憺のうえでの党大会でした。
党幹部、特に細野幹事長のご苦労が伝わってきました。
党綱領を採択しましたが、
「中道路線」を明記しきれず、
また明確な方向性をだしきれていないものもあり、
”まだまだ感”がありますが、
とりあえず「決めた」ことに意義があるとせねばなりません。
中長期の視野に立って、
かつてイギリスのサッチャーが13年もの長きに野党時代に
戦略研究所の副所長を務めながら、政権構想を練り
保守党の政権復帰後見事に「イギリス病」を克服したように、
民主党は腰を据えて、政権を担ったらなにをせねばならないかを
しっかり検証と研究を重ね構想を描き、人材を育て、
「政権を担いうる政党」にならなければなりません。
それは、長く厳しい、苦しい道のりです。
今日をそのスタートにしなければなりません。
ただそれをわかっているのか、という疑問もありました。
この重く厳しい空気のなかにもかかわらず、
「政権奪還!」と会場に掲げられた看板に空虚感が漂い、
熱気に欠ける会場の雰囲気もあり、参加者皆一様に、
「本部は本当に今の民主党の置かれた実態をわかっているのか」
というささやきがそこここで聞こえてきました。
逆に重くのしかかる看板でもありました。
帰静する新幹線のニューステロップで知ったことですが、
海江田代表は『参議院選挙敗北なら辞任』と記者会見で発言したようですが、
はっきりいってそのあたりがまだダメですね。
これからじっくり再建してゆこうという政党の代表が、
軽々に首をかけるなどという”重い発言”をするということは、
一言でいうと”軽すぎ”です。
直近の選挙のことだけしか目にはいっていない、
自らの置かれた立場や現実を直視できていない、
これでは結局なにもわかっていないのではないかとまたしても疑問がを呼ぶ、
「政権を担える責任政党」をつくってゆくということは、
軽々に責任を投げ出すというものではなく、
負けようが、たたかれようが、ぼろぼろになろうが、
歯を食いしばって重い重い荷物を背負って遠き道をゆく、
そんな覚悟がないとダメなんです。
その矢先にこの軽さ。
・・・悪循環をまた繰り返すのか、それに尽きます。
党幹部のみなさまにははっきり申し上げたい。
まずは、この党内の信頼感を取り戻すことから始めるということを
再建への長い道のりのスタートとしなければなりません。
『ふたたび地域から』
というスローガンも掲げました。
あすの地方紙の全面広告として打ち出すようです。
このスローガンに軽さがないことを祈るのみです。
有言実行をお願いしたいと思います。
静岡県連はそのモデルをどんどん提言してゆきたいと思いますので。
地道に頑張ってまいります。