民主党静岡県連 地域主権タスクフォース

年末恒例の自治体の予算要望や各種団体の税制改正要望。
例年、11月はこの陳情のために永田町と霞ヶ関は大混雑。
秘書時代、この陳情団のご案内をどれだけしたことか。
また、どれだけ陳情要望の実現のために走り回ったことか。
前にも書いたかもしれませんが、その非効率ぶりと
自民党が築き上げた「中央集権型権力形成システム」に
どれだけ畏怖と疑問の双方を持ち続けたものか。

これらを民主党政権は変えようとしています。

「地域主権・政治家主導」を標榜するこのシステム、
いままでの霞ヶ関陳情を廃止し、あくまで政治主導で、
地方組織で精査した要望のみ党本部幹事長室で受け付け、
再度精査の上各省の政務3役に渡すというもの。

突然の通達だっただけに、
準備が不十分のまま今年はスタートした観は否めません。
が、透明性が増し、本当に地域を良く知る地元議員が必要性や
緊急性を決めることができ、より地元の生活感を反映できる
システムであることはまちがいありません。

静岡県連も「地域主権タスクフォース」として
この要望受付・精査システムをつくり、
私は西部地区ブロック長としてこの任にあたりました。
本当に時間がないなかでの作業となり、
現在開催中の12月議会との並行作業となりました。
昨晩から今朝にかけては県連としての最後の精査で、
厳しいぎりぎりの議論が交わされ、
とりあえず取りまとめをいたしました。
提案型の要望を多く盛り込み、静岡県として特徴のある
「地域の想い」をできるだけ盛り込んだつもりではありますが
なかなか・・・とにかくもっと時間がほしかったです。

「静岡県連地域主権タスクフォース提言要望書」
今夕、小沢幹事長に手渡されました。

このシステムで確実に変わったことは、
「地元で決められる」「広域的に判断できる」ということ。
自治体ごとに一枚しかないパイを奪い合うことになっていた
いままでのシステムと違い、限られた予算をどう効率的に
より県民益にあったように使うためにはどうすればよいかを考え、
全体を見て考えることからはじめました。そういう広域的な判断ができると
「同じものが隣り合っているから相互補完する」とか
「この道路のボトルネックはまずココ。ますはここから着手」
というように、問題の本質に切り込めるのが強みではあります。

でもこれで、議員の仕事は明確化します。
より多くの現場を見て関係者の話をお聞きし、
どこに問題があり、どこがより緊急性が高いか、
それを現場で判断してゆく。
それを一年間広域的な視点で、
より協働共栄できる選択ができるようにしてゆく、
また議論を繰り返してゆく、
そんな活動をすれば良いのです。
そうすれば、来年の年末にはより具体的で本当に大切な順序で
要望がまとまるでしょうし、より地域主権的な提言ができるはずです。

大変ですが、楽しみなシステムができたと私は感じています。

さて、今後民主党本部と政務3役が、どう霞ヶ関と渡り合ってゆくのか
しっかりと見届けたいと思っています。

また、今回提言した政策も開示許可がでたら
ご紹介したいと思っています。
私自身だいぶ温めてきた政策をこの際ご提言させていただいた
ものもいくつか含まれていますので。
ご期待ください!

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