本日静岡市で民進党代表戦候補者3人の討論会がありました。
誰が代表になるにしろ、もはや後がない民進党です。
ご参加いただいた東海4県の党員・サポーターのみなさまは
それぞれの思いを胸に聞かれたことと思いますが
いかがだったのでしょうか。
私個人的には、候補者の肉声での主張を聞けたことは
とてもよかったな、と感じましたし、それぞれの主張もある程度
分かったのでよかったと思っています。
ただひとつだけ、3人に苦言を呈しておきます。
地方でやっているからでしょうが、党の地方組織への言及が
それぞれからありましたが、結局3人とも
”地方をわかってないのかも”
”地方議員の苦しみをわかってないのかも”
と感じる一幕がありました。
『地方議員の代表を常任幹事会に入れます』
?いままでも一部入れたこともあったけど、まったく軽視してきたでしょ。
『党設秘書を総支部長につけます』
?結局国会議員だけ増えればよいという国会からの上から目線。
『しっかり地方の声を聴く』
?聞くことだけならだれだってできるし、いままでも聞きっぱなしだし。
と、なにもわかってないねえ、と感じました。
国会議員と国会議員関連の一般党員・サポーターのかたとしては
それぞれに納得できるかんじだったかもしれませんが、
地域事情を抱える中、七転八倒する地方議員のみなさんは
失望感のなかで聞いたかもしれません。
また、地方議員の集めた党員・サポーターにみなさんは
地方議員の信用で党員・サポーターになっていただいているのであって、
本来はそのかたがたこそが、盲目的な”民進党ならとりあえずOK”と
いう感覚ではなく、より一般国民の感覚に近いはずなので、
そこをつかみたかったらそこの声を聴かないといけない。
けれど、あいかわらずそれができていないと痛感しました。
党籍があるがために、党中央での混乱や失政で
生活現場にいる地方議員団が批判の直撃弾を受け、
自らの失点でもないのに信用を無くし、そして議席も失ってきた。
この繰り返しがいままでの民主党であり、今の民進党でもあると
私は思っています。3人とも大丈夫ですか?
今後、地方を回る中でそのあたりに気がついてくれる候補者が
いるといいなあ、と思っています。
ただ、全体としてはこうした開かれた党をつくるための取り組みは
大いに賛成しますし、今後もこのスタンスを貫いてゆくことのみが
民進党再生の残されたわずかなチャンスだと思っています。