私事で恐縮ですが、
8月6日に父が亡くなりました。
かねてより療養中ではありましたが、
体調を崩してわずか3か月弱という速さで逝ってしまいました。
私と弟にとっては、幼いころから厳しくしつけられた思い出と、
高校生くらいからでしょうか、
人として対等に扱い、子どもの思いも尊重してくれ、的確なアドバイスをくれ、
黙って応援をしてくれるという、”かっこいい”父でした。
今月に入り、弟から、
『兄貴、おやじは子どもたちにカッコ悪いとこみせたがらないから、
早いうちにいろいろ話しておいたほうが良いぞ。でないと、たぶんおれらが
いないときに逝ってしまうぞ』と警告を受けていました。
お盆の週はしっかり仕事を除けてじっくり、と、思っていたのですが、
予想外に早く、案の定、私も弟も死に目には間に合わず、逝ってしまいました。
最後は安らかな死で、死に顔もいい顔をしていました。
病院のみなさまにも、ほんとうにお世話になりましたし、
最善のご努力をいただきました。
こころから感謝申し上げたいと思っています。
人生、後悔の連続ですが、またしても後悔することが増えてしまいました。
また昨日、おかげさまで滞りなく、葬儀・告別式を終え父を送ることができました。
ご参列をいただいたみなさま、ご厚志を頂戴したみなさま、
そして、生前父とご厚誼をいただいたみなさまにこころからの感謝を申し上げ、
御礼としたいと思います。ほんとうにありがとうございました。
・・・通夜が始まる前、まだ開場前の祭壇のまえで、
娘がひとりぽつんと父の写真に語りかけていました。
『じいじ。もっといっぱいおはなしがしたかったよ』
おもわず、『パパもだよ』と駆け寄って娘を抱きしめたことを、
忘れない夏となりました。