産業委員会視察報告

7月31日、8月1日と産業委員会の県内視察でした。
「産業」の名のとおり、農林水産林業から、商工業、
そして労働問題、水道、観光などなど、
守備範囲は静岡県の7つの委員会の中では一番広いのです。

さて、今回はそのうち
「新規就農モデル」
「養豚業の生産から消費までの一元化モデル」
「子育て支援の労働スタイルモデル」
「ファルマバレーの成果視察(先進医療機器会社)」
「フーズサイエンスバレーの成果視察(魚加工会社)」
「静岡工業技術院」
の視察でありました。

詳細を書き綴ると膨大な報告書になってしまうので
いくつか特記事項や問題点、今後の課題等をチョイスして書くと、

農業においてはやはり「土地問題」。
現行法のよる土地制度だと新規就農者にたいしては縛りが多く
例えば、農家として効率的な農地に隣接したところに
家を建てられないとか、農家資格なども含め、現行の農地法、
農振法の壁は厚い。さらに農業に関しては、いずれ論文にしなければ
なりませんが、「日本の農家」の規模や形態における定義づけが
どうもちぐはぐなので、そのあたりの整理整頓が必ず必要だと
考えています。

「労働問題」に関しては、
課題は「300人以下の企業」における労働問題だと感じる。
大企業であればできる支援対策や、労働環境づくりも、
300人以下、特に労働組合すら組織できない状況だと、
なかなかこの”コストカットの時代”の日本企業群における
労働者の将来は厳しいものがあると肌に感じます。
ここは、「格差社会」のまさに現場なので、
しっかりと取り組みたいと思っています。

「ファルマバレー」「フードサイエンスバレー」
(もうひとつ「フォトンバレー」(県西部)もあります)
については、確かに成果もあるのですが、
構造改革特区のような劇的な環境変化を起こすタイプの
政策ではなく、「技術支援」が主なところもあるので、
さらなる踏み込みの必要を感じました。

なんにしろ、現場をみせていただくということは
なによりも勉強になりますね。
政策立案にしっかり活かします。

また、さまざまな企業や農林水産業の現場に
飛び込んでゆきたいと思っていますので、
「ウチにもこいよ!」のお声も待っています。
ま、その前にどんどん行かせていただきますが(笑)

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